短編 俺にも【おお振り/泉】 それはとある日のこと。 『ハマちゃーん!!』 … 『ハマちゃーん!!』 …… 『ハマちゃーん!!』 ……… 「……なあ、さくら」 『ん?どうしたの泉』 「呼び方…」 『へ?』 「…俺への呼び方変えてくんね?」 『何で?』 何でって…… 「浜田はハマちゃんなのに俺は泉だし…」 『んー……」 あ、考えてんな。 『あっ、"いじゅみ"とか"いずにゃん"とか?』 …コイツは何言ってんだ。 グイーッ 『いはいいはいふいはへんへひは!!(痛い痛いすいませんでした!!)』 俺はさくらの頬を思いっきり引っ張る。 さくらが謝ると手を離した。 『いった〜…』 「ちゃんと考えろ」 『んー……じゃあ孝介!!』 「!?///」 正直驚いた。まさか名前になるとは。 しかも下の名前で。 「…それでいい///」 『…顔赤いよ?どうしたの?』 「何でもねーよ///」 それからさくらは俺の事を名前で呼ぶようになった。 …田島に色々聞かれたが。 でも嬉しいからいいか。 Next [戻る] |