オリジナル 変化の兆し(1) ―朝7時05分起床― いつものように、この後10分程寝床の上で、ボーっと頭がハッキリするのを待つ。(そうしないとあちこちぶつけてしまう) 15分になり、腰まである軽くウェーブのかかった髪を梳かし、階段を降りて、一階でパンを食べ、コーヒー(ミルクと砂糖たっぷり)を飲んだ。 あれこれしてもう、8時だ。 あぁ、今日もまた面倒臭い学校に行かなくてはいけない。 何が楽しくてクラスの人達は、あんなに煩いのだろう。 16にもなれば、もう少し位落ち着いても良い頃だと思う。 ・・・そういえば、昨日また斎藤とかいう奴に告白されたっけ。 もう3回は断ったよな。 いい加減に面倒臭い。 他の連中はすぐ諦めたのに・・・。 学校、サボっちゃ駄目かなぁ。 そろそろ行かないと遅刻する。 遅刻する=風紀、生徒会、教員に文句を言われる=もっと面倒臭い。 仕方ない、行くか。 そう思い玄関の扉を開けた。 [前へ][次へ] |