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騒がしいのは起床から



チュンチュン



小鳥の囀りが聞こえる中、一人の少女は爆睡中。

白くて落ち着きのある部屋に、


もう一つの影が忍び寄る。


「おっはよォォオオ、名前チャン朝だよォォオオ」

『むぅ…あと、五時間。』

「五時間寝たらもう朝じゃないよ。午後だよ、午後」

『…』


明らかに眉間を寄せ嫌そうな顔をする名前。

それを見て機嫌が悪くなる。


「…名前チャン?起きないとチューしちゃうよ?」

『直ちに起床したいと思います!』


ガバッと勢い良く上半身を起こす。

この男にキスなんてされたら

(きっと死んじゃうだろう。いろんな意味で)


「ひどーい!」

『酷く無いから』


肩をガクッと落とし私に向かってグチグチ言ってくる。
その姿は、

まるで子供。



「じゃ、着替えたら呼んでね?
 シャワールームはそこの部屋だから、

 あ、着替えはそこにあるから。」


そう言って部屋を出て行った。


『着替え?ってか切り替え早いなぁ』


先ほど白蘭が指を指した方を見れば白い箱があった。

中を開けてみると


ホワイトスペルの服があった。



要するに、

(ホワイトスペルの服が着れる!)





シャワーを浴び終わり、ホワイトスペルの服に身を包める。

何か、

(テンション上がるわぁ!!)


『白蘭、居る?』

「あ、終わった?」

『終わったけど、


 スカート短くない?』


そう、この服、膝上12cm位なのだ。


「そう?いいと思うよ??」

『…分かってない…。』




(朝から騒がしい。)
(大丈夫ですか?)
(たぶんね)




あきゅろす。
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