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白蘭



本当に、

こんな事って

(あるんだね)







『っ…』


あれは、一体…、

夢だと、安心して良いのだろうか、

何だか不思議な気分だ。

(彼は一体誰なのだろうか、)

まぁ、過ぎたことは良い。

それより此処は…


「あっ、起きた?」


不意に声を掛けられたので少し驚く。


『えっ?……う…そ、』


声のする方を見れば、

そこにはアノ




白蘭が居た。



可笑しいな。

妄想のし過ぎで遂に現実との境目が分からなくなってしまったのだろうか、


ギュウ、


『いはぃ…』


頬を抓っても、目は覚めない。

と、言うことは



現実。


『は、はは、まさかねぇ?かの有名なマシマロ星人が居るはずが…』


パコォォォォオオン


『いったぁ!…』

「誰がマシマロ星人かなぁ?ねぇ?君、覚悟はいいかな。」


後ろに黒いオーラを纏う白蘭。

…え?ちょっ白蘭って黒いっけ?変態じゃなかったの?!

軽くファンとしてショック…


「ねぇ、」

『何ですか?ビャクランさん。』

「…面白いね、君。連れて帰る価値ありそうだよ。」

『はぁ?!』


まぁ、それはそれで美味しい展開だけどさぁ、

限度って物無い?


「僕には無いよ、そんなもの」

『心読むの止めましょうよ。』

「い・や」

『気持ち悪いです、』

「……」


ドォォォオオン


『あっぶなー…あーあ、コンクリートがボッコボコ』

「…今避けたよね?」

『そりゃあ、あんなの喰らったら死にますから、』


深く凹んだコンクリを指差しながら言う。

まぁ、真面目に喰らったらヤバイって、絶対。


「…よし決めた、君を雇おう。」

『は?』

「僕のボディガードにね、」

『ちょっ、まっ、勝手に話を進めな…』

「育て概有りそうだし、」


だから、勝手に話し進めんな!

大体、戦い自体出来ない人に遣らせるなんてっ!

無理に決まってる、


「大丈夫、君には才能あるし、」

『そういう問題じゃ…』

「じゃあ、明日には皆に紹介しなきゃね。」


(もう如何にでも成れ…)


「じゃあ、明日までに疲れを取っておきなね?

 ホワイトスペルの服は用意しとくから。」

『ホワ…マジで?!』

「嘘は吐いてないよ、

 だからもう寝な。」

『了解。』


その後、パタンッと白蘭は部屋を出てった。


『ってゆーか、床…』

(余り考えない様にしよっ)


再び布団に入る。


『ふぁ〜ぁ、』


今日は、色々と疲れたな。

まぁ、主に白蘭の所為だけどっ、


『……おやすみ、』


(明日って、正一居るかな?)
(会えたらいいな)



そして、少女は夢の中








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