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REBORN
ウキ☆ドキ身体測定 (オールキャラギャグ)






今日は並盛中の一斉健康診断日です。
全校生徒が同じ様にジャージを着てる様は、結構笑えるけど…やっぱり京子ちゃんは何を着ても可愛いなぁ…vv

「じゅーうだぁーいめっ!!」

なんてこと考えてると、これまたダサいジャージもなんなく着こなしている獄寺君が現れた。

「ど、どしたの?」

というかどうしてそんなに元気なの?何が楽しいのか俺には全く分からないよ!?

「日本の学校って面白いっスね!!わざわざ全員で身長とか体重とか測るんですね!!」

「イタリアは違うの?」

「というより、俺まともに学校とか行ってないんで。家に専属の家庭教師がいましたし。だから身長って測ったことないんスよね〜」

この人、ホントに何者?っていうか専属の家庭教師のおかげでこんな頭いいの!?
俺は同様を何とか押し隠し、

「…へ、へぇ〜そうなんだ。俺は毎年計ってるからなんかそういうのも新鮮だな。身長伸びてるとイイけどなぁ〜」

と話を逸らした。

「10代目なら大丈夫!!絶対のびてますって!!」

その根拠は何処から?まぁいいんだけど。


そんなこんなで俺の番。測ってみると…

「ち、縮んでるぅ〜!!??」

嘘!何で?どして?俺が慌てふためいていると

「オイ!てめコラ!!下らねぇ嘘こいてんじゃねぇぞ!!」

獄寺君が測定係の生徒の胸倉を掴み、今にも殴りかかりそうな雰囲気だ。

「ちょっ!!待ってごくで…」

「ちょっと、何騒いでるの?そこ」

凛とした気配と生徒達のざわめきと供に、ヒバリさんが現れた。

「んだよ、てめー?何の用だ?」

「君みたいに騒ぐ生徒を取り締まるために、風紀委員が校内を見回っているんだよ」

「す、すみません!!ヒバリさん!!別に何も無いんです!!すぐに静かにしますからッ!!」

俺は大げさな事になる前に、この楽しそうにトンファーを持ってる人から急いで逃げることにした。

「君さ…」

ヒバリさんは俺の持ってる記録表をひったくって、徐に覗き込んだ。

「な、なんですか?」

「君、これしか体重ないの!?」

………はい?

「もっと食べなきゃ危ないじゃないか!!だから身長も伸びないんだよ!!」

…驚いた顔して言うから何事かと思いきや…どうしたの?この人。つーか人の身長だろ!?うるさいなっ!!

「は、はぁ…」

俺は仕方なく愛想笑いをしてこの場を去ろうとした。


すると、

「僕も同じ意見ですよ」

その場を一瞬にして凍りつかせる様な最も聞きたくない声が聞こえた。

「「ろ、六道…む、骸ぉ!!??」」

俺と獄寺君は慌てて叫んでしまったが、ヒバリさんは眉間の皺を更に深く刻み、不機嫌さを露にした。

「どうです?ボンゴレ?お揃いのジャージですよっvv」

どうも何も…違和感バリバリだし…つーか何で俺にフるの!?出来ることなら関わりたくないんだけどッ!!

「制服なんだから当たり前でしょ。というかさっさと出てってよ、キモい。ウザい。帰れ」

「…相変わらず厳しいですね、雲雀恭弥は。そういえば君は体育着を着ないんですか?君の短パン・生脚も僕は非常に見tグハッ!!!」

いつも通り変態じみたことばかり言う骸の後頭部が何者かによって殴られたらしい。
骸は目に涙を浮かべながら、頭を押さえて蹲る。

「よぉ!!ツナにヒバリに獄寺!!お前らもう身体測定終わったのか?」

「や、山本…」

骸の後ろには、いつもの爽やかな笑顔をした山本の姿があった。
…しかしその手には山本のバット…斬られなかっただけマシかもしれないな、骸。

「や、山本武…君は僕にこんなことをしてどうするつもりですか!?」

「(俺の)ヒバリに変なことしようとしてる他校生(変態)を退治しただけっスけど?六道骸…さん?(マジ死ねよパイナップルが)」

ほ、本気モードだ!殺気が体から滲み出てる!しかも本音だだ漏れてる!!

「なぁなぁヒバリ!俺、身長伸びたんだ!ヒバリは?」

山本はさらっと骸を無視して、ヒバリさんに笑顔で話しかける。

「僕はまだ測ってないよ。というか、君これ以上大きくなってどうするの?もう充分でしょ」

「いいや、まだまだ。スポーツするのにデカくて不便なことはねぇからな!でもヒバリは痩せすぎじゃねぇ?ちゃんと食ってんの?」

「……た、食べてるよ」

あれ?珍しくヒバリさんが口を濁した。山本も違和感に気付いたらしい。

「ヒバリ…今日、朝飯、何食った?」

「…べ、別になんでもいいじゃない。君には関係ない」

「あっ、やっぱまた食ってないんだろ!?ちゃんと食えって言ったのに!?」

そう言ったかと思うと、大きくハァ〜と溜息をついた山本は一瞬の内にヒバリさんをお姫様抱っこした。

「うわっ!?な、何すんの!?」

「やっぱ軽すぎだろ、コレ?俺が用意してやるから、行くぞ。じゃあな!後はよろしく!!」

そう言って山本はあのヒバリさんに有無を言わさず、去って行った。

「すごいですね、山本武は」

「……うん、ホント」

あれがリボーンの見抜いた山本の力なのだとしたら、あいつの眼力も相当なものだ。

「そういえば、ボンゴレも少し痩せましたか?」

「えっ!?なんで分かるの!?」

「そりゃあ見れば分かりますよ。大変ですね、心労ですか?」

と言って骸はわざとらしく獄寺君を見る。

「オイ!なんで俺を見んだよ!?」

「黙って下さい、ストーキンボム。君のせいに決まってるじゃないですか」

「んなわけねぇだろ!!てめぇのせいだ変態パイナップル!!」

「とりあえず二人とも静かにしてぇ!!」

心労の原因なんてありすぎて俺も困ってるっつーの!!


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