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鏡の中のお茶会
死空飛行 オリジ

ーーそれは事故だった

遺族として呼ばれた私達は長時間揺られたあと会社のバスを降りた
従業員や関係者と思われる人達は私達を出迎えるなり、ずっと「この度の事は申し訳ありません」と口々に何度も謝った

…謝罪なんて欲しくない

謝るくらいなら返して
私はそんな苛立ちを感じていた

どうせ彼らは土下座でもして謝罪の言葉を唱え続ければ良いだろうとしか考えてないのだから

悔しさで血が出るのではないかと思うくらい唇を噛んだ


彼らの謝罪と言い訳のような現状報告を数時間聞かされた後、白い簡易的な棺桶が何十個も並ぶ別館に案内された


1つの棺桶の前に立って、顔を見た
ーー私のたった1人の愛しい、人
綺麗な死に顔とは言えなかった
事故により所々怪我をして出血した痕がある

その人の頬にそっと軽く触れた
すると愛しいさや哀しみ等色々な、言葉では言い表す事ができないような気持ちが込み上げてずるずるとしゃがみこんだ

「……して…どうして…!」
しゃがみこみながら言った
涙が滲んでくる

「ねぇ、返してよ!…人殺し…人殺しぃ…!!」
責め立てるように言った
こうなった事を悔やむように、これからもずっと後悔し続けてくれるように

声をあげなから泣き続けた
私には泣く事しかできなかったから




中途過ぎる終わりになってしまいました
責め立てられるべきなのは蜂苺かも

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あきゅろす。
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