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鏡の中のお茶会
帰/り/道 オリジ
「私、問題の解き方を教えてもらいたかったの」
「うん」
「なのにね、分からないとか忙しいからとか言って誰も教えてくれなかったの」
「うん」
「でもね、私が教えてって言っても教えてくれなかったくせに皆は皆で教えあってたんだよ?私だけのけ者にして」
「そっか」
「おかしくない?私すごく悲しかった…泣きそうだったんだよ…!」



「…それで皆殺したの?」


少女は少年を見た
信号が青に変わる
2人はそのまま歩き出した

それから少女は

笑って

「そうだよ」

と少し間を空けてから答えた



その少女の後ろには刃物が握られていた

そして2人は夕陽になりかけた朱い帰り道を歩いていった



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