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リクエスト企画
 ー 04 ー 
「いや…!いやぁ…、もう、お願…い…」
「ん…?なに、先輩…?」

楽しげな声だ。松波は邑史を翻弄し、この状況を楽しんでいる。

挿れて――。

そう言えたらどれほどいいか。
しかし言えやしない。
快楽に翻弄されるだけならまだしも、男のくせに挿れてほしいなど…。ましてや総長という一面を持つ邑史が、そんな懇願はできそうにない。

プライドにさわる…はずだが…。

「先輩、挿れてほしい…?」
「ふ…、く…そぉ…」

涙が滲む。
胎内を掻きまわし、ときおり間違えたかのように前立腺へ触れる指が、気持ちよくてたまらない。
いやらしく収縮し彼の指を離すまいと締め付ける内部が、とめどなく邑史に快楽を送り続けていた。
ペニスは今にもイきそうだ。大量の先走りが流れたそこは、びっしょりと濡れてしまっている。

「や…、やぁ…」

首をふり、涙をこぼす邑史を、松波が熱い眼差しで見つめていた。
狂気をはらんでいた目はいつの間にか消え、邑史の痴態に興奮を浮かべる。

「あんた…、自分がどんな格好してるか、わかってないでしょ」

苦し気に吐く息は、熱く込もっている。
それすらわからなくなっていた邑史は、低く松波が悪態づくのにも気づかなかった。

膝裏を持ち上げられ、後ろに熱い塊が触れる。
それが松波のペニスであることを悟ったときには、邑史は貫かれていた。

「ああぁあ…!!」

甘い嬌声が静かな鉄筋校舎に反響する。
喘ぎ声になどかまっていられない。

やっと与えられた熱源は、邑史を淫らに狂わせた。

「くそ…!吸い付きすぎだよ…!」

松波を包む内部は、彼を激しく締め付け、動きを抑制する。焦れた松波はすばやく腰をひき、再度邑史の奥底までペニスを突き刺した。

「あああっ…!!やあっ…!あん、ああぁあ…!!」

そのまま律動を開始し、邑史を激しく揺さぶる。

狭い内部を熱く大きなものが行き来し、その快楽が邑史の全身を支配する。
赤く熟れた乳首はツン―と立ち、すでにイきそうなペニスは松波によって戒められていた。

「や…、や…!松…波、イき…た…!」
「俺と一緒にね」

残酷なことを告げる松波も、すでに息が荒く限界が近いことを物語っている。

せめて自身のペニスに触れたくて、邑史は己のものに指を絡ませた。

「あっ…!あっ…」
「やらしいね、先輩…。我慢できなくなったんですか…?」
「だっ…て」

松波が狙いすましたように前立腺を先端でえぐる。

「ああぁん…!」
「あんたを後ろだけで楽しませられないんじゃ、男じゃないですからね。最後まで…可愛がってあげますよ…」
「あっ…!やあっ…、ああっン…!」

松波の速度が早くなり、邑史は体ごと揺さぶられる。限界が近い。
目前が白く霞んでいた。

「あっ!やあッ…!やあァア…!」
「くっ…」

体の内が熱いもので濡れる。
邑史もようやくペニスを解放され、熱い飛沫を吹きだした。


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