[携帯モード] [URL送信]

戦国無双頂き物
宵い時。5

−そんな私の気持ちを知ってか知らずか…


−孫市様が次に紡いだ言葉は、



「−ウチに来るといい」




−だった。









…その後の孫市様の行動はとても素早かった。


あっという間に旦那様に話をつけ、荷物をまとめ、その日のうちに私は雑賀荘へとやってきたのだった。





−あれから、もうすぐ半年になる。


ここに来てからは、毎日が新しくて、楽しくて、幸せで…。




…孫市様と出会えて、本当によかった…






…あの日、孫市様が言ってくれた言葉…。

…ずっと、ずっと、生涯忘れない。




『俺との出会いを偶然にするか、運命にするか…それは名無し次第だ。…だが、俺は本気だってことはわかって欲しい。…言ったろ?…やっと逢えた、って…』






Fin.

[*前へ][次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!