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KYO拍手ログ
2005年クリスマス

ただの外国のイベントだと、ただの異教徒の儀式だと、冷ややかな眼で見ていた自分が嘘のようで。

聖夜はこの腕に、最高のプレゼントを贈ってくれた。この腕の中で眠る、金の髪の、少女を。

サンタクロースなどいないと思っていたが、それは間違いだったようだ。天使が俺の腕に舞い降りるなんて、彼でなければ成し得ない奇跡。

彼女の瞼が、静かに上がる。

「…あ…お、おはよう」

エメラルドの瞳と林檎の頬は、そのままこの日を表しているようだ。

「ゆや…」

彼はふと微笑むと、柔らかな金の髪に、そっと唇を落とした。



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あきゅろす。
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