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がやがや
「三郎って凄いよね。」
「ん?」
「だってさ、顔で遊んでいる間にも先生の話ちゃんと聞いてるんだよ?凄いと思わない?欲しいなぁ、そう言う能力。」
「ノート見るだけで俺の分からない所分かっちゃうたろうも凄いと思うけどなー。しかも一瞬だし。」
「心理学舐めんなよ。」
「それじゃぁ法学舐めんなよ。」
「ちなみに鉢屋君の場合は?」
「著作権の違法にギリギリ引っ掛かる範囲かな。」
「何?お前等何?何か俺に言いたい事があんの?」
「「別にー。」」
「あ、そう言えばこの前三郎、たろうの格好で…」
「うわー、うわー!言うな!その先の事は言うなぁああ!!勘右衛門ッ!!」
「何?!もしや、私の姿でハワイ一週間旅行とか当たったの?!今すぐくれなさい!くれないとぐれますよッ!!!!」
「・・・本当、たろうの頭って幸せだよな。」
「そうだな。」
「え、何。二人とものその生温かい目。何?!泣いちゃうよッ!!」
「別に泣けば。」
「兵助酷いッ!」
「ただいまー。え、何?兵助がたろう泣かしたの?」
「いや、違うから。泣かしてないから。」
「凄いタイミングで帰ってきたね。どうだった?委員会。」
「うーん・・・学年共通に入れる本の事話してた。あ、長次先輩がたろうにって。」
「ふーん。」
「わぁお。ファンシーな封筒だねぇ。」
「鉢屋。でも、一体どこで買ってるんだろ・・・百均?お子様?ガールズ?でも、何処にも無かったような気が・・・。」
「あれ、たろうってそう言う所行くの?そう言う所に行く感じには見えないけど・・・。」
「うん・・・友達と行った時に偶々。」
「あ、友達いたんだ。」
「酷いなー。いるよ、高校の友達位。」
「高校かよ。」
「なに、ハチまでいじめ?酷い。」
「いや、その、違」
「分かってるから、ノリだよ、ノリ。で、中身はーっと・・・。」
「って、おいちょ、タンマ!いいのか?!仮にも先輩からのラブレターなんだぞッ!!」
「ラブレター?いや、どーせカフェ連絡だろうから。あ、便箋切れてたっけな。買わなきゃ。」
「え?!お前等、文通する仲だったのか?!」
「ハチ、ちょっと落ち着け。」

[*yesterday][tommorow#]

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