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お昼
「あー、もう無理ですー。もう無理ですってばー。」
「何?どうしたの、たろう。」
「また食事制限だってよ。」
「きついねー。俺が少し食べてあげようかー?」
「やめて!勘ちゃん!!私の食料奪わないでッ!!」
「アハハー。」
「でもよ。嫌なら止めりゃぁいいんじゃねぇの?そんなに嫌ならよー。」
「うーん・・・そうだけどさぁ、ハチ・・・・・・もう、出てるんだよ、流出・・・。」
「・・・あぁ。」
「あのネガ押さえようにも、もう写真が流出してるんじゃ、なぁ。」
「うぅ・・・。」
「まぁまぁ、たろう。」
「泣くなよー。」
「っつーか、自業自得じゃね?」
「う゛ッ! でも!私は最初に言ったよ!止めますって!!それに、アレは無理矢理なんだもん!!無理矢理ッ!!!」
「無理矢理って…ヤラシー。」
「そう言う鉢屋君のほうがいやらしいと思いますッ!!」
「でもさ、仕方ないじゃん。何時かはそうなると思ってたよ、俺は。」
「えぇー・・・兵助さんまで何言ってるんですか…止めて下さい。」
「うわ、本気で嫌な顔してる。」
「鉢屋君、やめてくれないかな?顔突かないでくれないかな?」
「え。だって仕方ないじゃない。たろうって、入学当初から噂されてたよ、結構。」
「俺達も今微妙に被害被ってるからねー!」
「え。」
「「「「え」」」」
「ところでさ、たろう。これ、どっちがいいと思う?」
「え。あ、これどっちがいいの?素材的に。」
「うーん・・・こっちが麻で、こっちが綿…うわ!」

(おい、雷蔵!何バラシてんだよ!)
(え、だってたろう、最初から気付いてたじゃん。あんな噂。)
(本人が気にしてんだから触らないでおくのがエチケットだろッ!)
(えー。でも、僕は気にしてないよー?たろうがそう言うのだって)

「兵助。私、泣きそう。」
「別に悪口じゃないからいいんじゃない?ところで、どう思う?これ。」
「あ、美味しい。これ、何処の?」
「ん?京都の大黒町の…」
「あ!美味しいねー!」
「あ。そう言えば、三郎、雷蔵!課題終わったか?」
「んー?まだ。後で三郎の見せてもらうつもりだから。」
「げ。また俺かよ。」

[*yesterday][tommorow#]

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あきゅろす。
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