身も蓋もないってこう言う事(落忍/久々知視点ギャグ)
俺は知っている、今日がどんなに素晴らしいかを。

十月二日。今日を知らないヤツは俺が美味しい食品(ごちそう)の話を用意して置こう



「うーん、普段から美味しいが今日は普段より数倍美味しく感じたな…流石だ」

「・・・ん?夜の食堂でブツブツちょっとアレな感じの大きな独り言を掲げているのは久々知兵助じゃないか。何やってるんだ?」

「そう言う食事も終わり食器を片付けて満足そうにお腹をさする尾浜勘右衛門、お前こそ。」

「見ての通りじゃないか」「俺だってそうだろう。」

「もしかしたら大好物の事を考えすぎて風呂前に寝言を言っているかも知れないし」

「そんな事実は一切ないぞ」「いや案外事実かも・・・」

「そうなら俺もマジビックリだよ。」「もう少し現実を見ようじゃないか」

「…ふっ、お前はオレを誰だと思ってr「豆腐の変態」・・・」

「あ、違った。豆腐の貴公子だったな。悪い悪い」


「(かっつぃーん)くっ、くそっ!お前だって極度のウドン毛先の癖にっ!!」

「(ぷっとぅーん)なにおう!?俺の毛先は丸く見えるくらい巻いてるだけだ!!」

「つーか。さっきから勘右衛門お前俺の言葉に被せ過ぎなんだよ!ペース守れこの16年放置されるほど存在感のなかった不運ドン毛先っ!」

「うまい事言ったつもりかコノヤロー!兵助だって最初から俺が発言する前に被せてんじゃねーか!この異常なほど豆腐好きの変態豆腐っ!」




ゴガッ!



徐々にヒートアップしていた俺らの口論に一注しの水、もとい大きな音のした方へ目線をやれば入口横の柱に拳を置いている笑顔の事務員さんがそこに居た。隣には 俺がひそかに思いを寄せている鹿波ちゃんも見える

「如何でも良いが食堂の入口付近を塞いでそんなキキグルシイ遣り取り を しないで貰えるかい?ほら、鹿波も何か言ってやれ」

「うにゃー…へっくんもかーくんも喧嘩は良くないよ?だから仲良くして・・ねっ?お願い」

「…そう言う事なので、晩ご飯が終わった良い子さんたちはさっさと沐浴して来てください ね、?」

鹿波ちゃんは物凄く可愛かったけど、その後に控えてる矢史朗次さんは笑顔なのに目が笑ってなかった。
…あの目は本気だ、本気で麗しき事務員さんのご不興を買っているに違いない


「「……はい。」」


異口同音。同時に返事をする俺たちを、暴君と女王様くらいしか逆らえそうもない空気が見下ろしている気がした。
今日は俺の活躍出来る日だったと言う事も忘れて 俺らは沐浴するために駆けて行った




閉劇。
あえてのフルネーム呼びで彼らを呼び合わせてみたと言う。解り易いって大事(笑)
詳しくないのでキャラ崩壊もいい所。しかも豆腐の日じゃなく延々ただの会話…もう記念日ネタでも何でもないバ会話である

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あきゅろす。
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