◇12.03.06までのポケ関連作品解説
▼12.03.06までのポケ関連作品解説
◇スペ
・二人と二匹と
シルゴ像をつかむために書いた。こういう形が理想。
ゴールドはなんら変な意図がないので、一緒のベッドで寝るくらいまったく気にしない。
というか、シルバーだってまだはっきりと恋愛感情を抱いているわけではない。恋愛感情ではないけれど、執着のような厄介なような、それこそ自分でもよくわからない何かを胸のうちに抱えていてそのことにいらついている。
生まれたタッツーはブルー姉さんが喜んで引き取りました。
・これは銀色の
シルバーとゴールドがベタベタした関係にならないのは、ひとえにシルバーの方がゴールドを突っぱねているから。本編ですらゴールドは相当シルバーを構って気にかけてくっついて追っかけてるから。
つまりその、本編ではダチ公発言の29巻までわざわざ確認したけれどやっぱり120%ありえない「シルバーから歩み寄ってデレた状態」を取り入れたらどうなるかを検証。
結論、やっぱりありえなかった。
そしてシルバーはゴールドに、やっぱり恋愛感情を抱いているわけではないけれど、はっきりした執着と、自分を無条件で受け入れてくれるものとしての認識を向けている。
自分を必ず無条件で受け入れる愛情って、それは、母性だ。
愛されて恵まれた環境で育って、タマゴを孵せる彼だからこそ、そういう性別や年齢や種族や何もかもを取り払った本当に純粋な無条件の母性を持ち得るのだと思う。【これ大事。】
・Act.Luna
後からLunaじゃないのも書く予定だから。
タマゴ萌えの凝縮。これ場所はシルバーの隠れ家。
育った環境が環境だから、ブルーとシルバーは絶対タマゴをきちんと抱いて温められない。それに対する葛藤も含めて描きたかった。
メタちゃんはよくやったがオリジナルの10分の1ほどの力だと思われる。
月の光を当てたのは力を補充させて孵化促進するため、孵化促進は知らないが進化にも影響があることだから、それはブルーとシルバーには理解はできた。どうして月の光を当てたらいいと思ったかはゴールドさんのみぞ知る。
親からの愛に乏しい環境で育った二人が、親として僅かながら尽力してタマゴを孵すシーンに立ち会うということをどうしても描きたかった。
・多分、これは寂しさなんだろう
葬式話。大好きなあの子の生まれたところも死ぬところも全部考えたいから。母親が妊娠して産むまでの話すら書きたいくらい。ゴールドの家は多分絶対母子家庭。
母親が泣かないのは子供の友達の前だから。彼の母親はそういう強い人。そういうことがグリーンとクリスだけわかるのは、家族や周りの人の愛を受けて育ってきたから。イエローもわかるはずだけど、今それがわかるほど冷静じゃない。
姉さんが泣いてないのは、姉さんが自分で言ってる通り、シルバーが泣いてないから。シルバーが泣いてないのは現実を認識できてないというか、一種の乖離状態だから。
シルバーは本来、逆境で育ってきたおかげで立ち向かうのは得意だけれど、不安定な育ち方をしたせいで「自分の近くにあるもの」に対してはメンタルが強くないと思う。姉さんとゴールドがそうだし、本編で言えば父親もそう。
それまで不感症だったシルバーが急に発狂したみたいに感情を爆発させたのは、火葬後に骨を拾うところ。ふつうの人ならそこは通夜や告別式に比べたら感情が落ち着いてくるところ。
乖離していたのが、そこであからさまに「形が変わった」ことに乖離状態を続けられなくなり、急にどっとそれまで離れたところにあった感情が押し寄せてきてああなった。
グリーンがぶん殴ったのはそういうのも承知の上。
バクたろうはゴールド守ろうとして入院中なので葬式にはいない。退院後はシルバーが引き取って、連れまわして鍛えている。ちなみに他の手持ちは、ゴールドの母親にエーたろう、ニョたろう、トゲたろう、キマたろう。クリスにマンたろう。イエローにピチュが行った。
・こっちがどんなに与えても、
育った境遇を鑑みてシルバーについて考察した場合に生じるいくつかの精神状態のうち、最悪のパターンを取るとこうなる。
ゴールドはシルバーを拒絶しない、絶対に受け入れる。受け入れることこそがシルバーがこれまでの人生で確実に持っていなかったものを与えることで、最も甘やかすこと。
ただ、それにシルバーの方が気付けないだけ。
・恋愛は健全であるか
ブルーに一切悪気はない。これが「普通の女の子」。それもかなり好感の持てる。彼女は弟としてシルバーを愛していて、シルバーも姉としてブルーを愛していることが最も大事な前提。
自分を育ててくれた人に対して愛情があればあるほど、カミングアウトできなくなる。
まして自分の年齢が年齢だから、幼さゆえの勘違いの可能性だって現実問題、十分にある。
この話においたって、シルバーが本当の意味で心底同性愛者なのか、前例がない近い距離のせいでゴールドに対して勘違いしてるだけなのかはわからない。
人を好きになる気持ちや、好きという言葉やそれの内訳が、簡単に言葉やステータスで表せるほど簡単なわけがない。
◇GB
・くるくる、まわって、
絵か漫画でGBレッドが死ぬところをぜひとも見たい。
二次創作において幽霊説が100%だとは思っていませんが、パラレルワールドの一つとして十分にその世界も存在すると思っています。実機では幽霊説派です。
「レッド」である以上、どんな設定や解釈のレッドにも、シロガネ山で死ぬ分岐のパラレルワールドが存在すると思っています。
これはたまたま、その一つ。
・茶化して言ってみても、
筋金入りの零感少年レッド(14)とマジモンの霊感少年ゴールド(11)。名前が同じでややこしいけどもちろんポケスペとは違う人。というかこのレッドは死亡幽霊説ではない、生きている。ただし修行中のため、グリーンには居場所を知られたくない。隠れているとも言える。
ゴールドにムウマをあげた(つまり先に旅立った)幼馴染=クリスタル。
ゴールドが感じている寒気も、恐怖も、レッドがこの世のものではないと思ったのも全部、シロガネ山全域に集まった挙句にこの最深部に大集結した大量のアレ(この世ならざるものもの)のせい。
そしてレッドの足音が聞こえない理由は、レッドが裸足だったから。来訪者じゃなく洞窟で生活してるんだからそりゃ裸足のこともある。
ムウマが喜んでいるのは、シロガネ山が出身地ということもあるけど、レッドの言う通り見えないオトモダチと遊んでるから。肩が重いのは……う、うわあああああ
120306
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