[ガンダム00/半狂]ライ+アレ(→ハレ) 「……?アレルヤ、何やってんだ?さっきから」 「え、あぁ、ごめんね、うるさくて。ちょっと人探し中で…」 「誰探してんだ?もうかれこれ二時間はやってるだろ」 「もうそんなに経つ?…それもそうか…ここ見に来るの四回目だし…」 「…誰だか知らねぇけど、艦内に居るのは確かなのか?」 「うん、絶対居るんだ。どうして見つからないのかな…」 「なら放送かけちまった方が早いだろ。二時間も無駄にかけることはねぇよ」 「あー…そうなんだけど…」 「?探してるのバレちゃまずいとか…」 「いやいや、違うんだ。けどね、僕、放送使えないから」 「……使えない?操作か?ミレイナか誰かいるだろうから頼めば、」 「だめなんだ。使わせてもらえないから」 「……使わせて、もらえない?」 「うん…。ティエリアからもミススメラギからも、刹那からもそう言われてるからって。だから、こうやって探してる」 「なんだそりゃ…じゃあ、俺が頼んでくるぜ。誰探してんだ?」 「ハレルヤだよ。…あ、君とは会ったことないと思うけど…僕にそっくりだからすぐわかるよ。もう、ずっとずっとずっとずうっとさがしてるのに、全然出てこないんだ。どうしてだろうね?やっぱり僕、嫌われちゃったのかな?……ねえロックオン、もしハレルヤを見掛けたら、伝えてもらえないかな。僕はいつまでも、ずっとずっとずっと君を待ってる、って」 にこっと微笑んだアレルヤの顔は、データでしか知らない狂気の別人格より、もっとずっと危ないと俺の直感が叫んでいた。 010110 |