鎖 1 試験(ゲーム)、かぁ。 棗君は、私の力をためすつもりらしい。 (自分達に指図をするなら、私の実力を認めさせろ・・・か。) 内容は北の森を通って高等部に行くこと。 北の森・・・。 たしかあそこには変なのがいるっけ。 ・・・いろいろと・・・ ・・・気が重い。 最初ッからこんなんで大丈夫なんやろか。 あーあ。ウチ、来て早々にホームショックになってん のやろか? しっかりせんなあかんのに。 ホンマにしっかりせい、 これからその北の森に行くんだぞー とりあえずはあのクラスに認められないといけないんだから・・・ じゃないと入学出来なくなる。 ・・・なにより 仲間になれないじゃないか 友達が、欲しい。 ここでは村のように、 仲の良いみんなはいないんだから。 ここにだって優しい人たちばかり。 ただ、 この囲われた空間で 狂ってしまっただけ どんな場所でも 人の原点は 変わらない それは 私が知っている 唯一つの 「着いたよ蜜柑ちゃん」 北の森に 存在する 「気をつけていこうね ここにはいろいろと・・・変なのが・・・いるから・・・・・;」 いろいろと・・・・ カ―――ン ? カ―――ン ? ・・・薪割りの音? 「・・・さっそくでたわね」 蛍が何かを見つけたらしい。 カ―――ン .... 「へんなの」 目の前には 山小屋のような木の家 薪を割っているのは 小さな 茶色のボディ 『テディベア・・・・・・・?』 おそらくこの森の住民のボス的存在 ミスター・ベアとの初対面です。 [次へ#] |