鎖
6
キーンコーンカーンコーン・・・
「はーーーー。」
「鳴海先生の事だから変わったテストだろうなとは思っていたけど・・・
よかった・・まともな試験勉強国語に費やさなくて・・」
『楽でいいじゃん』
「そんな奴お前だけだよ」
「嘘のつきすぎで脳みそ腐るかと思ったよ」
「まったく・・」
ぐったりとした皆さんご立腹ー。
続きまして2間目は理科でーす
「カンニングするなと言っても
聞くお前らじゃないのは毎年の事でわかってる」
子供相手にここまでしたくないが
学園の方針なので仕方ない、
そう言って小さな植木鉢を取り出した岬先生。
『サボ点』とかかれたそれはトゲトゲの動くサボテン。
「なので今年は一人に1つこの監視役を付ける事にした
不正行為を見つけたらその場で処罰が下るのでそのつもりで」
『せんせーい』
「どうした佐倉」
『これって大量生産のひずみって奴ですか』
「・・・気にせず進めてくれ」
『大いに気にしますよ
こいつ何書いても合ってても間違ってても笑うし集中できません』
「っわあーーーーーーー!」
シュバババババ・・・
ああ心読み君
ずるしたんだねそうなんだ
キーンコーンカーンコーン・・・
『理科は得意なんだけどなーあのサボテンのせいだ』
「まあまあ」
「心読み君・・腕大丈夫?」
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