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《約束するんだ棗・・・》

















《もしお前が敵に捕らわれた場合 

そこから逃れる術をすべて断たれたならば


その時は・・・ 自らの命を断て》





《もしお前がその力を敵に引き渡し

学園の脅威となることを選んだら


君の大事な者達がどうなるか分かってるね・・・》









《分かってるね棗・・・》








































「・・・棗君のことだもの;

きっと・・何とかしてくれるに違いないわ

今は彼を信じて 彼の言う通り

一刻も早く学園にここを知らせなきゃ・・・」







・・急ぐわよ、と後ろをついてきている蜜柑を見る。






ん?


うしろ?







蜜柑は、自分より足が速かったはずだ。









「佐倉さん!?」



居なかった。



うしろには、空白があるばかり。














「ちょっとどこに・・・」





探さなきゃ・・




(ああでもそんなことしてる間に

一刻も早く学園に知らせないと・・・)







「・・・っ」
























(とにかく棗君が助かるためには学園への連絡が先決っ

それまで捕まって棗君の足引っ張るようなマネしたら許さないから)



あのバカっ









(誰か人・・か 電話・・・・)












「!!」


スミレは、曲がり角にさしかかったとき

誰かに口をふさがれた。






















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あきゅろす。
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