[携帯モード] [URL送信]

その他小説
要は新衣装早く来いっていう(義トリオ+左近)
 毛先に向かって赤から黄へと色合いを変えていく新しい乱髪兜。白い羽織を右袖を通していない状態で着ており、見た目からしてかなり軽装な装いに変わっていた。手足の防具の尖り具合は相も変わらずであるが。
 尊大な態度で腕を組みながら佇む友に向かって一言。
 
「その燃えるような赤は三成の苛烈な魂を表すかのようだな! 似合っているぞ!」
「そ、そう……か……」
 
 満更でもなさそうだ。
 友である三成が、口元を隠すように武器の鉄扇を広げて顔を逸らした。素直でない部分が、なんだか微笑ましい。
 ちらりとこちらへ視線を向け、
 
「実は……気になっていたのだよ」
「何がだ?」
「俺の新しい衣装が、皆に受け入れられるかどうか……だ」
「大丈夫だ。皆は三成の事を好いている。ならば、気にする事はない.受け入れられていくさ.どんな三成であってもな」
「兼続……」
 
 目が細まり、友が微笑んだのだと察する。
 兼続もまた微笑しながら、
 
「しかし、三成」
「なんだ?」
「何故……脇があいているのだ?」
「……すまん。少し、遊んだ」
 
 そう言って恥ずかしそうに頬を赤くする三成に、兼続は小さく噴き出し、笑いをこぼした。
 
 
 六文銭が描かれた赤い鉢巻。赤い甲冑なのは相変わらずで、白が多く使われている今回の衣装はどこか新鮮だった。襟までついた衣装は、彼にとっても初めてであるに違いない。
 何でも似合うというこの安定感はなんなのだろうか。
 
「幸村も実に良く似合っているぞ。ただ、今回は少しばかり着づらそうだな」
「ええ。今回の衣装は、少し着込んでおりますゆえ」
「暖かそうだなぁ」
「はい。これで越後に行っても寒くありませんね」
 
 爽やかな笑顔の後、幸村が兼続へ真っ直ぐな視線を向ける。
 
「兼続殿の新しい衣装、完成しましたら、是非この幸村にもお見せください」
「もちろんだ! 信之殿と仲良くな」
「はい!」
 
 言わずとも兄弟の仲の良さを知っている兼続は、微笑む幸村の頭をぽんぽんと撫でた。
 
 
 
 さすが主従といったところだろうか。どこか南蛮の洋風な甲冑を思わせるそれを身に着け、首に赤い色合いの細長い布を首に巻きつけていた。
 似合わない訳ではないが、これまでのものとは全く違う衣装に面食らってしまう。
 
「左近のそれは……まるで高虎殿がしている手ぬぐいのようだな」
「南蛮で言う『スカーフ』ってやつらしいですよ。つけてみます?」
「おおっ。ぜひっ」
 
 左近から遠慮なく『すかーふ』を受け取った兼続は、慣れない手つきで自分の首にそれを巻いていった。
 ……暖かい。
 
「手触りもいいし、なかなかに暖かいものだな!」
「でしょう?」
「………………で」
 
 兼続はこてんと首を傾げた。
 
「これは三成用か?」
「なんで皆さんそういう解釈するんですかねぇ……」
 
 
 



…タイトル通りです。私は早く兼続と政宗の新しい衣装が見たいんです!あ、あと、明智親子も!!

幸村って赤に合いますね。さすが主人公。主人公だけあって服装がぶれないw
三成は2→キレイ、3→かわいい、4→カッコイイ、のイメージです。中身男前なのは2
左近もかっこいいですよね、もしかしたら一番好きな衣装かもしれません。

…あれってスカーフでいいんですかね?←


[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!