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この気持ちの名前(1,4,5,7)
「――でさあ、おれが先にお宝見つけたのにジタンの足が速くて横取りされたんだ!」
「ふふ。相変わらず楽しそうだね」
「あまり先走って罠にかかるなよ。ジタンとスコールが心配する」
「分かってるってー」
「その点、オニオンとティナそういうことないだろうから、心配なさそうだけど。どう? クラウド」
「問題ない。二人はしっかりしているからな。言う事もちゃんと聞いてくれる」
「あー。ティーダもフリオも突っ走るとこあるもんなー」
「そこは僕がちゃんとしてなきゃ駄目かもしれないね」
「んなことないって! セシルはちゃんとやってるって。な?」
「ああ、バッツの言う通りだ。自身持て、隊長」
「よっ、隊長!」
「よしてよ。ここじゃあ関係ないだろ」
 
 のんびりと酒を酌み交わしながらわいわいと会話するバッツとクラウドとセシルを眺めながら、ウォーリアは自分のコップに注がれた酒を一口飲んだ。
 なんだか、楽しい。
 珍しく自分の口が綻んでいる事を自覚しながら三人の話に耳を傾けていると、
 
「ウォーリアも話に混ざれよ!」
「アンタだって、話したい事の一つや二つあるだろ?」
 
 バッツとクラウドの言葉に、ウォーリアは「そうだな」と頷いた。
 しかし、もう少しだけこの気持ちに浸っていたい。そんなウォーリアの気持ちを察したように、セシルがくすりと小さく笑った。
 
「幸せそうな顔をしているあなたを見ているのもいいけど、僕たちはあなたの話を聞いて幸せに浸りたいな」
 
 ……なるほど。私は幸せな気持ちになっているのか。
 ならば、その幸せは分け与えるのが当たり前。そんな気がした。
 ウォーリアもセシルと同じように微笑して、「それでは」と口を開いた。
 
「――私は君達に会えて、とても嬉しく思っている」
 
 行った瞬間に三人が酒で少し赤らんだ頬をさらに赤くさせて、ウォーリアはクラウドから軽く頭を叩かれたのだった。
 ――何故。その答えは分からないまま、どこか楽しそうにくすりと笑った。
 
 
 
 


成人組好きです。
未成年組が寝ている時にたまーにこうやって飲んでいたら嬉しい(私が)
 
…クラウドから本気で叩かれたら怪我しそうだよね←
 
 

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あきゅろす。
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