[携帯モード] [URL送信]
Please call me!
今日は、朝から雨が降っていた。
5月…大きな大会の予定もなく、野球部の練習は無くなった。
久しぶりに早く帰れるということで今日は雲雀と一緒に帰る約束をしていた。
(というか結構強引に約束して逃げてきた)
放課後、ウキウキと応接室に向かって、その扉を開ける。
「雲雀〜。帰ろうぜ」
でも応接室には誰の姿もない。
(どっかいってんのかな??)
俺は、なんだか雲雀が帰ってくるという確信があったから、黒塗りの立派なソファーに腰掛けて待つことにしてみた。
暇になってキョロキョロと見回すと向かいのテーブルの下に朱色のメモ帳の様なものが落ちていた。
一度気づくと気になって気になって仕方がなかったので拾い上げて確かめると…並盛の
雲雀の生徒手帳だった。

雲雀恭弥

と記された学生証
誕生日や学年は記入されておらず初期のままだ。
(この写真は、ブレザーなのな)
写真のぶっちょ面を見て愛おしみを込めた笑みが出た。

恭弥…

(そういえば恭弥って呼んだ事ないな)

ガチャ

タイミング良く(?)入り口の扉が開けられた。入ってきたのは、もちろん学ランの雲雀。
「よっ!お疲れさん!!また見回りか??」
雲雀は俺を見ると、特にビックリしたわけではなく深くため息をついて小さく「そうだよ」と答えた。
「ひばり〜。コレ生徒手帳!!落ちてのな。」
さっきまで見ていた手帳をパタンと閉じてさしだす。
雲雀は「ありがとう」とさっきよりも小さく呟いた。
「なぁ、帰れるか??」
「悪いけど、まとめたい資料が残ってる」
雲雀はそこまでいうと口を閉ざした。
たぶん一緒に帰れないという意味だろう。
「そうなのな。雲雀忙しいもんな。じゃあさ!俺待ってるわ!!」
押し付けるようなマネはしたくないけど、それに近いかたちで俺が提案すると"好きにすれば??"と返ってきたので好きにさせてもらう。

机に向かって書類っぽいのをまとめ始める雲雀。
室内には、シャーペンが動く音だけが響く。
また暇になってしまったので雲雀をずっと見ていたら
"何みてるの??"と睨まれた
別に邪魔してる訳じゃないのな
暇なのだ

しばらくたつと、一息ついたのかシャーペンの動く音が止み雲雀が「ハァ」とため息をはく。
俺は、その時を見計らい話しかけてみる

"恭弥"


雲雀はソレを聞くと、あからさまに嫌な顔をして
「いきなり何??」
と問いだしてきた
「ん〜。恭弥かぁ…しっくりこないような、くるような……キョーヤ、キョーヤ、キョーヤ…」
慣れなくて何回も呼んでると
さすがに雲雀もたえられなくなったのか口を開く
「君…それ答えになってないよ。それに、止めてくれる??そうやって呼ぶの」
「えー、なんで??」
「君にそう呼ばれると調子くるう…」
ふてくされたように言った雲雀の顔はちょっと赤い
(可愛い…
やべー。今ものすごく抱きしめたい。)
「何考えてるの??気持ち悪い顔してる」
「あ、いや、なんでもない!!ただちょっと雲雀がカワイーこと言うから。ん〜。やっぱり雲雀のが落ちつくな…なぁ?ヒバリー??」
「……」
「なぁなぁ、終わったんだろ??早く帰ろーぜ。そうだ!!俺の家よってく?寿司一緒に食おーぜ!!雲雀好きだよな!!?」
一人で騒いでる俺に雲雀は、少し間をおいて
「いいよ」
と答えた。
俺の勘違いじゃなきゃ
今日の雲雀は、機嫌が良くて
すごく嬉しそうだった。


「ヒバリー、ヒバリー!!」



end


初の山雲
楽しかったけど、意味の分からない文になった。
山本が雲雀を恭弥と呼ばない訳…みたいな??(曖昧

誰か文才をわけてくれ


20080411

[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
無料HPエムペ!