[携帯モード] [URL送信]
狂乱
※注意書き※


骸が頭可笑しな事になってます

シリアスと言うよりもダーグな感じです
苦手な方は読まない方がいいです


かなり歪んでます

途中キスシーン入ります




貴方が愛し過ぎるから…

『狂乱』







満月が照らした
闇に生き闇に死ぬ僕らを

ぁぁ…そう
太陽の光を浴びる貴方は僕とは違う場所にいるのですね??

狂ってしまいそうだ
貴方と言う人に溺れて恋い焦がれて消えてしまう

なんて罪深いのでしょう

美しい貴方は僕を狂わし
殺める媚薬…

「恭弥…」

名前を呼んだ

僕の愛しい人はふり返り。何??と聞き返す
僕は、綺麗な黒髪にそっと触れた
サラサラな髪は指からするりと抜けるように落ちていく
切れ目で反抗的
しかし、どこか美しい目の黒い瞳を見つめた



「恭弥」

「だから何??いきなり人の名前を呼んで」


首を傾げる貴方は非常に愛らしく、またしても胸に渦巻くどす黒い欲が掻き立てられる


あぁ…本当に罪深い人






「愛してます」

「っ…急に何??」


揺らぐ瞳


「恭弥は…僕を愛してくれますか??」

「…………僕が嫌いな人に黙って触らすと思うの??」



それは疑問であり肯定
桃色に頬を染めて顔そらす貴方が、何よりもの揺るぎなき愛情の証


繊細で折れてしまいそうな体をそっと抱いた
ほのかに伝わる生きている事実の鼓動



愛したい


愛されたい


愛してる


愛されてる

「恭弥…」
「ん」

赤く染まった唇にそっと自分のを寄せる


深い口付け



「…ん…ふぁ…」

所々に聞こえる甘い息継ぎのが酔狂な水音と混ざる

「…んっ…!!…んん」

苦しそうに僕の服を引っ張るので彼から口を離すと銀色に光る糸が舞う

「…ぷはぁ…!!!ハァ…キス長い…」

そう悪態をつく彼は先程より頬を赤く染めていた




愛したい


愛されたい


愛してる


愛されてる


愛してる


愛してる





これほどになく歯止めの利かなくなった鼓動は勢いを増す

誰もブレーキを踏むものはいない


あぁ…スイマセン


僕は貴方がいたら僕ではなくなってしまう





「恭弥



愛してます」



刹那

僕は鋭い牙を彼に突き立てた


カランっ
と乾いた音で血のついた刃物が床に落ちた

僕の手は真っ赤


僕に抱かれた愛しい人は困惑と疑問に満たされていて


「な…んで…??」


「貴方が愛しいから…」


貴方が愛し過ぎて
僕が壊れてしまうのです


「…そっ…か」

愛しい人は笑った

今までになく綺麗な笑み

「…む…くろ…僕を殺してまで…守ったあなた…大事…にし…てよね」


赤く赤い赤



愛しい人の最後は
僕に向けられた初めての


素直な言葉







『愛してる』


「クフフ…クハハハハハハハハハハ」


僕は馬鹿でした




貴方が消えても


失っても




僕は…



狂ってしまう




愛したい


愛されたい


愛してる


愛されてる


愛してた…





〜完〜

初めての骸雲で何をかいてるのだ俺は!!!!?


本当にスイマセン
スイマセン

意味不明でスイマセン
自己満足でスイマセン

ダーグ系好きでスイマセン


そして最後まで読んで頂き有難う御座います




黒刃 獲裏奈


071106

[次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!