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三万打感謝小説(獄綱)
「わぁ!獄寺くん!!雪だよ!!」
今日は、冬に入って久しぶりの雪だ。最近は、雪が降っても滅多に積もらないから、ついハシャいで一緒に帰っていた獄寺くんの腕を引っ張って雪の方へ走る。
また雪合戦やろうか??と獄寺くんに聞くと、獄寺くんは顔をひきつらせて"十代目が言うなら…"なんて言うから、おもしろくて笑ってしまった。
獄寺くんて恐いところあるけど、頭良いし、強いし、面白いし、俺とは違うなぁ…
なんて思いながら、比較的雪の積もってない道を歩いていると後ろからついてくる獄寺くんが大きなくしゃみをした。
「寒……!!!!あっ!!心配しないで下さい!!俺、頑丈なんで!!!」
慌てて喋り出す獄寺くんの首もとには、いつものマフラーがなかった。"マフラーどうしたの??"と聞くと、"忘れました"と申し訳なさそうに下を向く獄寺くん。
俺は誤ることじゃないよって言って、自分のマフラーを獄寺くんの首にまく。
「それじゃ寒いでしょ??俺のかすよ」
「いや!!悪いです!!!それに十代目が風邪をひいたりしたら…!!!」
「ダメ返しちゃ!命令だよ!!」
何が何でもマフラーを返そうとする獄寺くんの言葉をさえぎって、俺がそういうと「それじゃあ…」としぶしぶ獄寺くんはマフラーを巻きなおしてくれた。
正直言うと俺も寒いかったけど、獄寺くんが風邪ひいて学校休んで会えなくなっちゃうよりマシだ。良い事したとルンルンになっていると手に暖かいものがふれた。
見ると獄寺くんの大きい手だった。
「これで十代目もあったかいですね!!!」
とマジな目で獄寺くんが言ったので、そうだね。と笑うと、嬉しそうに"はい!!!"といわれた。
その日俺たちは最後まで手を繋いで歩いて帰った。恥ずかしかったけど、まぁ嬉しかったから良いかなと思う。
(また明日も雪降らないかな)
そしたら、また一緒に獄寺くんと帰ろう。
そう決めて俺は眠りについた。



END



以前リクエスト貰った獄綱です

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あきゅろす。
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