無意識ほど
「びゃーくらーんさーん」
デスクワークをしていたらなんの前触れもなく現れたなまえチャン
吃驚したよ、思わず手に力が篭っちゃってもってたペンをバキィって折っちゃった
でもそんなこと気にしない。なまえチャンから僕のところにくるだなんて天変地異でも起こるのかな
「なまえチャンから会いに来るなんて珍しいね」
「白蘭さんが他の人に会ったらダメだーって言うからつまらなかったんですよ。それで仕方なく白蘭さんの元にきたんです」
「ここにくる途中に誰かにあわなかったの?」
「不思議なことに最近は誰とも会わないんです。人肌が恋しくなりますよ・・・」
どうせ白蘭さんが何かしたんですよね?って言われてニッコリと笑む。あながちソレは間違ってない
なまえチャンって無駄に鋭いから困っちゃうんだよね
デスクワークを一旦放棄してなまえチャンの近くに歩み寄ると何!?って感じの目で僕のことみてきた。それから・・・これはなまえチャンの素なんだろうけど上目遣いヤバイ
かわいいなぁ・・・ホント、なまえチャンってかわいい。全部がかわいいよ
「白蘭さん・・・?」
「あぁ・・・ごめんね。なまえチャンがあまりにも可愛かったからさ」
「っな!」
顔を赤くしながらも僕の顔面目掛けて飛んでくる拳。若干髪にあたったけど簡単に避けられる。だって僕、一応ミルフィオーレのボスだし?
「かわいいー。ホント、なまえチャンってかわいいよね」
顔をグッと近づけて額と額をくっつけてやればさらに顔は赤くなった
「びゃ、びゃく・・・!!」
「顔真っ赤」
これもまたなまえチャンの素なんだろうけど上目遣いに涙目が加わった
こんな顔されたら虐めたくなっちゃうじゃん
「は、離れてください!!」
本人は僕がどれだけ我慢してるか気づいてないからタチが悪いよねぇ・・・?
(そろそろ本気で虐めちゃっていいかな)
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