君恋し、哀し
“──────ただそうだ、自由であろうと願っただけなのだ。君のように恵まれたわけではないし、身体だって満足に動かせない。わたしはただの馬鹿だ。君が断言してくれたように、自分でも自覚をしている。馬鹿なりにしたかったことがあるし、君を恨んだことがあるさ。それが八つ当たりでしか無いことを知っている。前に一度、君に好きだと言ったことがあるでしょう。ごめんね、あれはウソ。”
今日、彼女の遺書と称した手紙を拾い上げた。見なければ良かったと【後悔】をした。
そんな彼と彼女の、すれ違いのお遊び。
章
彼女の手紙
※なろうで掲載していた作品。
あちらでは削除済み。
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