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お知らせ(イベント)
イベント履歴(2021年9月〜10月)
・9月20日『スノウフェルテット寒村地域で大規模な地震発生/パルーガ村の村長他数名殺人・失踪事件』

どうやら、クロ―カシアの寒村に極めて局地的な強い地震が観測されたらしい。幸い、これによる雪崩やクレバスの発生等は確認されておらず、その後も沈静化しているとのことだ。
しかし家屋の倒壊や村民達の集団幻覚による恐慌、錯乱、整合性のない混乱した証言など大規模な混乱が起きていたらしく彼らの精神状態の安定や被害家屋等の修繕が求められる。

ただ、全くの同時期にパルーガ村、といっても他国に住まう者やクロ―カシアに、特に中心地である神聖都市に住まう者にも聞きなれない村の名前であろうが、この村の村長が何者かの手で殺害される事件が発生していた。
その上、この村の祭りに参加するつもりで滞在していたと思われる神聖都市はおろか他国でも名を聴いた事があるような人物がこの村に滞在後にその後の消息が不明となっている事が判明した。
他にもこの村の祭りへの参加の呼びかけに応じた女性のうち冒険者の娘である一名は無事を確認、もう一名の青憐から流れ着いたという旅人は依然として行方知れず等時期が時期だけに偶然なのかそれとも何か語られざる真相があるのではないかという噂もある。

また、この場には邪教徒の征伐及び護衛の名目で神聖都市から派遣されていたキングス隊所属の聖騎士二名が居合わせたらしく、年長者の聖騎士曰く意訳するならば「天変地異というやむを得ない事象が重なったとはいえ、我々に良くしてくれた村長らを邪教徒の凶刃から護ってやれなかったのは悔やまれる。処罰は甘んじて受けるが、せめてこの手で邪教徒は責任をもって討伐し、罪無き者達をその手にかけた悪鬼を必ずや神の代行として処刑してみせる。」とのこと。実際のところ、任務失敗に関しても権力によりこの処罰は謹慎程度の軽いもので済む、いわば形だけ、ポーズで終わるであろう。『邪教徒』はまだこの分だと始末されていないようだが、この邪教徒の素性も元々近隣の村の神父であり、娘の失踪について調査していたという噂もあるが、邪教徒であることを隠し糾弾された際に殺人事件を起こして逃亡した悪人であるという話もある為何処迄本当のことか定かでない。
もう一人の若い聖騎士の発言は、殆ど関係者筋だけで揉み消されたらしく此方には届いていない。もしかしたら、その若い聖騎士はまた違う真実を見聞きしているのかもしれない。

……このパルーガ村に滞在していた人物として挙がっている人物もそうそうたる顔ぶれだが、『記録すら残っていない』者もいたのではないか。秘密裏に証拠を抹消されたのではないか。そもそも彼らはあの特に目を惹くものもない田舎の辺境で何故集まったのか。調べる者は悉く失踪、何とか問い質せそうな者すら行方不明や不運な事故として片付けられる事件で死亡済であると判明するなど怪しい点が多い。
私はゴシップ記者ではないが、引き続きこの事件、何があったのか真相を知る者はいないか、真相を探ることはできないか独自の線で追ってみたいと思う。


著者:ランドルフ・G・オーガスト


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