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お知らせ(イベント)
イベント履歴(2020年11月〜12月)
・11月12日『世界各地で失踪者続出〜神隠し再びか?』

諸君、11月11日は何の日だと思う?
棒状のチョコ菓子?それとも独り身の寂しい日?あるいは天使の日か?
私はあえて書くまい。戦争になりかねないからな。

さて、そんな記念日が異様に多い日を終えた翌日だが奇妙な噂を聞いた。
なんでも各国で突如として行方不明になる者がいるのだと。
同時に、虚白の地にて外部からは内部が見通せない黎明と黄昏領域にも似た異常空間が発生し、その規模が拡大しており、突入した者は未だに一人も帰ってきていないという事象も報告されている。

正直、私の脳裏に浮かんでいるものと諸君の脳裏に浮かんでいるものは同じであろう。

虚白の地の異常こそがこの失踪者の原因だと。

過去にも彼の地が絡んだ異変は起きているからなおさらだ。

また、直前に『黒猫のシールで封がされた白い封筒』が届いている者も失踪者には多いと聞く。

もし調査する場合、もしくはそうでなくとも怪しい身に覚えのない郵便物が届いていたとしても迂闊に開封などしないことだ。

――おや、こんな時間に郵便の報せとは珍しい。


・12月未明『戦火の足音』

――人によって平穏、平和に対して想うところは違うのであろう。

私個人としては何故、平和な世に、例えそれが虚白の地や各国の諸事情があれども間違いなく戦争の無い世界である今の世に過去に生きるような者達の手で争いを引き起こされねばならないのだと憤りたい。

黒の暴君。いいや、未だにその本性は征服者であり支配者である煉獄の竜帝は先日の宣戦布告の報に対して説得等の呼びかけどころか武力行使でかつての他ならない自分に従っていた者達を制圧するなどという暴力的で野蛮でおよそ理解し難い宣言をだした。

今の黒の国はかつての黒の国とは違う。
他国からの移民とているし、黒の国の生まれでも全員が全員戦を望んでいるかの如き度し難い発言ははっきりいって看過できない。

私は無駄だとしても、彼の暗君へ進言しに向かう所存だ。
争い等すべきでない。
話し合いで解決すべきだと。
無暗に、それも自らの国の者の血を流す真似をして何になるのかと。

妻や娘が帰ってきておとなしくなったかと思えばこれだ。
あの愚王は何を考えているのだ?
一巡前からそうだ、あの男は□□□□(以下、感情のままに書き殴ったのかおよそ人が読める文字ではないが辛うじて罵詈雑言が並べられており、憤っていることが伝わる)

著者:ランドルフ・G・オーガスト



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