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お知らせ(イベント)
イベント履歴(2019年4月)
・4月1日〜4月14日『白嘘学園開校のお知らせ/エイプリルフールイベント』

民間人に寄り添うのはいいが、ギルドはもう少し仕事を選ぶべきではないかと思うぞ?

映画撮影……何も虚白の地などと未知の危険区域をあえて使わず、黒の国の騎士学校なり魔導学校なりを撮影場所に使えばいいのに、この監督は一体何を考えているんだろうか?

台本もない、面接もない、予算もない。

本当に給与が支払われるかすら疑わしいものだが、一応報酬自体は既にギルド側に納付されているようだ。
希望する奇特な者は行って小遣い稼ぎをすればいいのではないか?うん。

ただ、どうもきな臭い話があって、各地で拉致だの詐欺だのが増えているようだ。

関係ないとは思うが怪しさしかないから注意するに越したことはない。
勿論、場所が場所だから何があってもいいよう細心の注意を払うことだ。

・4月15日〜「心象世界の侵食」(フィリア様個人イベント)


先日、銀礼祭の際に出会った同行者と共に街中を散策していた際に宗教国家に魔女の店とは珍しい、と思って立ち寄った際に違和感はあった。

あの時は魔女の店というだけあっておどろおどろしい気配を放つものだとそれ以上は店主も席を外して留守であった為店内までは確認できなかったが、どうにも後になってみるとあれは魔女の呪術等といった類ではなく……呪具、禁呪の類の禍々しいものであった気がする。

何事もなければよいのだが。まあしかし、仮にも神聖都市の真っ只中だ。何かあれば聖騎士が民間人に被害が及ぶ前に解決することであろう。

もっとも、呪術とは腐食と似ている。夏と相性が良いともいわれるが、反面冬の地だからこそ表にそうそう表れずに内部で根を張り深度を悪化させるとも言える。

無論、杞憂に過ぎないならばそれに越した事はないのだが。



・4月21日〜『白き時の牢獄と黄金の鍵』


纏わりつくような視線を感じる。

不快な気配だ。

悪意。

そう呼ぶのは簡単だが、まるで肌を撫で回すように、心臓を擽るように、魂に舌を這わせるようなこの感覚はあまりに不快でおぞましい邪悪のそれだ。

子供が虫の羽や手足をもぐようなそれを連想させる、純粋な悪意。

或いは、無垢な歪んだ愛情。

何故私はそう思うのであろうか?

分からない。

諸君らも、くれぐれも気をつけるように。

最近は物騒な世の中になったと感じざるを得ない。


4月21日〜「時計塔より這い出し怪」

物騒と言えば、そう。

虚白の地のレッドホーン支部から各支部へ、そして国の政府に緊急連絡があったそうだ。

何でも凍てついた時計塔より厄介な白夢が出現し、問題が起きているらしい。

報酬も出るそうだから、腕に覚えがある者は前衛にせよ後方支援にせよ乗り込んでみるといい。

私は生憎と非戦闘要員の学者気質故手助けはできないが、緊急事態であるならそれなりに報酬も弾むであろうから、危険度相応の依頼と言えよう。

私としては、何故急にこのような事態が発生したのかが気がかりだが……。



著者:ランドルフ・G・オーガスト


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