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登録名簿
ユーリイ・ルミャーノヴァ・クルリャントスキー/白の断章
HN:絹豆腐
名前:ユーリイ・ルミャーノヴァ・クルリャントスキー
性別:男
年齢:外見年齢20歳前後
種族:白夢(獣人(魔兎)ベース)
身長:178cm
体重:71kg
容姿:半ば程で折れた白い兎耳。青紫色の頭髪は後頭部で軽く一結びしたセミロング。
もみあげはやや長め。人間寄りの獣人種の不思議扱いである人間と同じ部位にも耳があるのか?という謎を隠しているのかもしれない。
肌は色白で、篭る意志の強さから険しさすら感じる瞳は赤色。
体格は細身ながらも無駄無く鍛えられており、洗練された一振りの剣を思わせる。

服装は黒地のスウェットにデニム生地のズボン。
靴は焦げ茶色のローファー。

性格:『魔兎は闇夜を駆け、魔剣を振るい続ける。守りたかった人にはもう会えないと知っていても、抜け殻に過ぎなかった自身を必要としてくれた者の為、消える筈だった命の灯火を剣閃の煌めきに変えて。』

冷静を装った人情派。
冷血に見せかけた熱血。

捨てられる命に興味を無いように振る舞いながらも、可能な限り切り捨てる事なく一人でも多くの命を拾いあげようとする。
反面、敵に対しては容赦無い。命を絶つ事も必要なら厭わない為無血、不殺主義という訳ではない。

バッドエンドよりハッピーエンド派。

自分が救われる事は無いと最初から諦めているが、他人が救われる事を諦めはしない。

それ故に真っ先に実体化した時には創り出した白のアリスに向けて剣を向ける事になった。


武器:魔剣。この魔兎が振るう魔剣は能力としての側面が強い為後述。

属性:白、魔

能力:『瞳察/アナライズ』
――『魔兎の赤い瞳が闇夜に浮かぶ。その瞳には確かに、悪が映し出されていた。闇に息を潜めても、亡霊として実体を無くしても。月の瞳は決して見逃がさない。』

月より墜ちた魔兎の魔眼。
魔眼でもあり、洞察眼、観察眼としての経験側とも複合された技能でもある。

見えざる者を見るとき、感じる時、悪寒、嫌な予感。人によってそれぞれそれらを感じ、表現する方法があるであろうが、魔兎はそれらをひっくるめて瞳に映し出す。

また、初見の場合は深く見通せないがこの瞳は相手の情報、能力、過去の履歴等さえも可視化してのける。ステータス、プロフ閲覧。

『魔剣/ブレイド・アーツ』
――『魔兎が駆ける。拍子抜けする程軽い足音。風切り音。それらが耳に届いた時には、ごろり、兎の剣が首を撥ね落とし終えた光景を転げた首で見上げる事になった。』

技術、技巧としての魔剣。
魔兎の魔剣とは剣そのもののみならず、それを振るう者としての技量もまた魔剣と呼ばれる領域に達している。
肉体的強度、反応速度、判断力、環境、様々な要素を貪欲に利用し、淀みなく、ぬかりなく、悪の命を断つ機構。魔境。剣の術理。


『空想侵食・魔剣領域/ソード・ルーラー』

――『魔兎は手を伸ばす。何もない夜へ。救いを求める声に応えるように。何もなかった筈の闇。しかしそこには剣があった。まるで初めからそこにあったかのように。闇が形を成したかのように。』

魔兎の魔剣とは、固有の武器の名称を指さない。
魔剣とは、己の在り方。
人の為と言いつつ、誰かを救うために何かを切り捨てる善因と悪因を内包した行動を取らざるを得ない自分は人ではなく、魔剣であると。

――手にしたモノ、自身の周囲を魔剣に変える力。鉄の棒、木の棒、岩の欠片、何もない空、地面さえ魔兎がこれは魔剣である、ここには魔剣があると認識すれば魔剣の属性を得て、魔剣そのものへと変貌を遂げる。

ただし、生物は者であって物と認識できないが故に変えられず、誰かの所有物は倫理観から許可なく魔剣には変えられない。

この能力――白夢としての能力――は、他の白の断章同様に白のアリスによって与えられた権能である『色を奪う』事にある。

この色を奪う力と白夢と化した男、物語を演じる事となった英雄のなり損ないとの力が溶けあい変質、発現したものが能力の正体。

『生成,変化する物質的存在として色を捉え、己が識を以て色(ていぎ)を奪い、新たな色(まけん)として塗り替える。』
というのがこの魔剣物語たる白夢の力の大元となる。

弱点:魔剣士として優れた身体能力を有しているが、忌薔薇姫のような不死性を感じさせる程の再生力があるでもなく、飲まず食わず眠らずでいられる体というわけでもない。
つまり、異能は有しているがそれ以外はヒトと変わりない。

また、物語のラスト――守りたかった人、大切な人に殺されるという項の存在のせいで、もし誰か異性を愛した場合、直接的にか間接的にか、比喩なのかは分からないが死、滅びに結び付く存在となる。

所属:虚白の地

職業:白の断章(エフェメナルフラグメンツ)

二つ名・異名:『魔剣物語・夜兎月跳(ソードソーサラー)』

恋愛:NL

裏行為:可

備考:『かつて月の兎、玉兎であった剣士には守りたかった人がいた。その為に自身が呪いを受けてまで魔剣を振るい続け、けれども戦犯者として争いを終えた後には責任を押し付けられ、地へと追放された。残されたのは魔剣と罪禍のみ。役割を喪った魂。その筈であったのに――再び大切な者を得たが為、魔兎はもう一度戦禍に身を投じる事を選んだ。』


――白のアリスの手で白き夢の残滓が物語の概念を纏い白夢と呼ばれる事象、怪異として実体化した存在。『白の断章』、と呼ばれる白のアリスより授かった力を有する特異個体の一体。

――大切な人の英雄でありたかった、守りたかった、守りたい人の剣でありたかった者。
叶わぬ願いとなった後も、今度は新たな大切な者の為に再び剣を執った男。
しかしこの物語は英雄譚ではない。
英雄になり損ねた魔剣士。
讃えられる事無く、見返り無く、それでも血塗られた道を進んだ男の物語である。

……この物語に憑かれ、溶け合い、迎合し、融合した想いの残滓、宿主には『救いたかった者』がいた。
理想の英雄(ヒーロー)として創造され、英雄とは救う者だ、正義の味方だ、正義の味方なら人々から賞賛されるべきであり、その為には悪が必要だと悪を作り出しそれを倒すという行いすらしでかしていた。
平穏な世に英雄は求められないのだから平穏などいらぬとさえのたまった。
だが、そんなものは英雄ではない。
それに、大衆を味方にしても、本当に助けたかったたった一人の子供、本当の親を失い、義理の親たる孤児院の経営者を喪い、心が壊れかけていた、壊れていたかもしれない少年を本当の意味で助ける事とはならない。
その事実を剣の騎士団長『雪風』一行に突き付けられ、論破された英雄のなり損ない。
最後は、赤の世界の真の浸食により世界崩壊を間近に控える中、少しでも生き残る時間を稼ぐ為に人知れず自分と同じ赤の異形達を相手に壮絶な戦死を遂げた、歴代孤児院長二人を掛け合わせた子供の描いた英雄、偽りの父親、正義の味方、そして少年の味方として在り続けた者。

だからこそ、この物語と結びついた。
互いに、救いたかった者がいた英雄モドキであったからこそ。
今度こそ、大切な者を救う為に。

PC挨拶:……白夢、か。赤の異形の次は白夢ときたか。……まあいい。元から俺は、俺達は空想だ。なら、どう在るべきかは決まっている。
(気づけば、夜空を見上げていた。何処かの街で、何処かの空、遠い月を。いつかは溶け合いすぎて消えるのかもしれない一巡前の、元となった誰かの記憶と自我を自分の事のようにも他人の記録を読み取るようにも感じながら、瞳を閉じる。自問自答。正義の味方、英雄であろうとしているのにいつだって世界に生きる者達と対立する側だ。因果、起源。そういうものは死んでも変わらないらしい。瞳を開く。迷いは無い。在るがままに振る舞うだけだ。遠くから、悲鳴が聞こえた。空から地上、音のした街の何処かへ意識を向ける。いつしか手には二振り、左右に剣が握られていた。白のアリスは、物語を紡げと言った。滅ぼせだの殺戮しろだの物騒なものではなく、個々に委ねると。なら、自分はどうするか?答えは最初から決まっていた。新たな肉体を得た誰にもなれなかった英雄は、兎耳を揺らし夜の街を駆け抜ける。)


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あきゅろす。
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