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登録名簿
ハロルド=アンスハウザー/壺売りの宣教師(こぶつしょう)/ウェンクルカムイ教三神官
HN:絹豆腐(きぬとうふ)
名前:ハロルド=アンスハウザー
性別:男
年齢:32歳
種族:人間
身長:177cm
体重:73kg
容姿:前髪を一列に綺麗に整えた背に届く空色の長髪。
肌の色は元々は白に近かったらしいが長旅を経て肌色になっている。
普段から笑みを絶やさず、目は糸目。
開いた時に見える瞳は黒よりの群青。
紫と白を基調にした神官服に身を包んでいる。
また、右手には常に知る者が見れば分かる邪教とされる封印の役割を持つウェンクルカムイの教団の証を掌の甲部分に刻印が描かれた手袋を嵌めている。

体格は本人曰く旅を通じて自然とそうなったらしく、あまり服装の関係で目立たたないだけで鍛えられており引き締まっている。

性格:温厚。荒事を好まぬ平和主義。
非常に義娘を愛し、慈しんでいる。
ただ、わりと茶目っけがあり、聖職者であるが追放された生臭坊主ということもあって冗談も通じるし神を貶めたり不審論者がいてもそういう意見もあると受け入れる柔軟性もある。

意志が極めて強く、温厚だからといっても安易に流されやすいというわけでない。

――それ故に、一度決めた事は普段の覚悟を以て全うしようとする。
たとえ、自分の手を汚す事になろうとも。
悪名であろうとも必要なら被るのも辞さないという一面がある。

悪行を良しとするのではない。
悪を正当化するわけでもない。

けれど、それが必要な犠牲、誰かがやらねばならないという類のものであれば十字架を喜んで背負い、自身の犠牲も厭わない。

武器:『千年氷樹/コンルマキリ』
アウドムラ霊山中にある長年の時を経て築き上げられた氷柱で出来た氷樹の森。
その中でも最も年月を経たとされる千年氷樹を削り、加工して作成された氷銀の短刀。

冬の神々の恩恵を受けたとされる短刀は物理的攻撃手段にも用いる事ができるが、魔力を蓄える事で必要に応じて魔術の補助に用いる事が可能。


属性:氷、聖

能力:追放された身であるが信仰を喪失したわけではなく、その身に修めた神々の奇蹟を人の身で体現する為矮小、限定化したものである『神聖秘術』は大神官相当の術式すら行使を可能としており、事実上人間が習得できる範囲なら全てを習得している程の才と知識を持ち合わせている。

また、追放された理由の一端でもあるのだが、『魔術』に関しても精通しており、此方もまた魔術師の基準で考えるなら大魔導師相当の豊富な術を修めている。

そのうえ、『体術』に関しても争いごとを好まぬというわりには高度な功を積んでいる。


――以下は要職者相当や、裏の事情に聡い者ならば知る事が可能なもの。

冬の悪神・ウェンクルカムイの加護の一つをその身に授かっており、『追憶の凍戒/コールドゲヘナ』と呼ばれる本来悪神が持つ力をヒトが行使できる程度に最小限規模に限定された権能を宿している。

その力は、右手で触れた権能を振るう対象の過去に干渉。本来流動し、現在へ至った筈の過去の一点を凍結。現在に至る連続性を途切れさせる。
使い方次第では生命力、魔力の要を停める事で行動に支障をきたさせたり、剣術であれ魔術であれ、剣であれば振るう剣の過程で停滞をさせれば振り抜く事を阻害し、魔術であれば詠唱の一部を凍結させる事で不完全な形で発動という暴発を引き起こしたり魔術そのもの発動を阻止等にも用いる事が出来る。

範囲を拡げれば個人のみならずより大規模な土地単位の封印であろうとも干渉も理論上は可能。

但し、これはたとえ最小限に矮小化したとしても元より人の身に余る権能。
過去を凍結する対象が巨大、強大、広大、複雑化すればするほどに扱う為の力も比例して膨れ上がる為コントロールが困難となっていく。

また、凍結されたものはハロルドから一定距離を離すか、一定時間経過すれば魔力が切れて効果を失う。


――本来、ウェンクルカムイが使った場合は問答無用で見据えた過去の一切を凍結させて現在との繋がりを途絶えさえ、不快なる生命の温もりも不要なる営みの雑音も何もかもを全て生じる事を許さない悪神が望む静寂の世界を作り上げるというもの。

弱点:基本的には術師であり、術に関しての耐性や対策を持つ者は不得手の部類であり、自分以上の本物の天才や一つの道に精通した達人の類には幅広く知を広げた分劣りがち。

また、冬の悪神の権能は人間には過ぎた力であり、行使する度に魂が汚染され、寿命が削られ、冬の悪神へと捧げられていく。

そして最たる弱点は、ある事情により『権能の大半を常に別の凍結に用いている』為に本来はより人の域を越えた権能を行使する事が可能なそれを現在の程度に迄制限されている状態であるということ。


所属:無所属

職業:壺売りの宣教師(こぶつしょう)/ウェンクルカムイ教三神官

二つ名・異名:子連れ神官/『左神官』

恋愛:NL

裏行為:可

備考:世界の各地を放浪せし神官。その傍らには常に一人の義理の娘が居る。
時々他国にも教えを広める為に設営されているグラ・マロス教の教会や廃教会にも現れるが、大体は旅人のようにふらりと各地を彷徨い、教えを説きながらもなんとも胡散臭い壺を売りつけてこようとしたり、骨董品等に目がなく良いものと思えば金に糸目をつけず購入してはガラクタを増やしたらダメだと義娘に怒られたりしている昼行燈。
布教をしているが、興味が無い人に無理に入信させようとするでもなく、神を信じなくてもいいから愚痴を吐けば考えがまとまるかもしれないからとわりと罰当たりなことを言って人生相談に乗ったり、趣味の古物商としても骨董品や遺物といったものに興味津々で調査に乗り出したりとのんびりと旅を楽しんでいる。

――だが、銀の国の執行者を始め、各国でも独自の情報網で情報を手に入れているならば、それだけの者ではないと知る事ができる。

そも、追放された理由はその家系が古来より銀の国において貴族の身分でありながらも魔術を秘匿し裏で研究を続けた生粋の魔術師の家柄であるということ。
二百年程前に、当時の領主がある事を理由にアウドムラ霊山の神々を目覚めさせる為に活動した事で貴族の地位を永久に以降の一族は剥奪される事となったが、それでも現代に至るまで魔術と、決して如何なる拷問にかけられようが処刑前になろうとも語らなかった理由、使命を継いだ子孫達は時を伏して待っていた事。

そして、現代においてハロルドが表は冬の善神グラ・マロス教の宣教師として活動しながらもその裏では冬の悪神ウェンクルカムイの教祖に継ぐ地位にあたる三神官の一人となっていた事が判明し、審問にかけようとするもその時には逃走済。
それと同時期に決して血縁者ではない一人の娘を連れて各地を転々としているという目撃情報もあり、その連れている娘の素性もごく一部の者を除いて不明だが、邪教徒の幹部として指名手配されている危険人物であるとされている。

――少なくとも、そのように言われているし、そのように扱われるだけの理由があるとも本人は納得し、言い訳もしない。ただ、義娘の為には如何なる悪名も誹りも甘んじて受けたうえで、必要なら蔑まれ畏れられる通りに悪事を働くのも厭わず、代々継いできた使命を今度こそ果たすという誓いを立てている。

真実を知る者は、本人を除けば親交の深かった限られた人物ぐらいのもの。

PC挨拶:ああ、ちょうどいいところに。この壺、何と神の御利益に授かれるともっぱらの噂で、この壺を飾ったら給与が上がった、一年後に恋人と出会えた、通じが改善された等々との体験談が続々と寄せられている有難い物なのですが買いませんか?買わない?そうですか……どうしましょうか、テレーゼ。この方が買ってくれないらしいので今日は野宿かもしれませんねえ……うーん、困りましたねえ……こんなか弱い娘が野宿なんてしたら風邪をひいて大変ですよねぇ……――おお、買ってくださいますか!有難うございます、では、値引きしてこれで……はい、はい。これは寄付金として受け取らせていただきますね。
(流浪の旅の道中、出会った人物と語らううちに世間話の一環で最近良い事が無いだのなんだのとありふれた事を呟いた相手にずずいといつもそれを持ち歩いているとは考えたくないがそれなりの大きさの光沢を帯びた見様によってとても素晴らしい高級品にも見えるし安っぽい偽物にも見えなくもない胡散臭い壺をでん、と目の前に掲げさらに胡散臭さを増す怪しい宣伝文句を連ねて売りつけようとして。しかし相手が金貨3枚という法外な値段を要求されたものだから無理だいらないと拒んで来れば、あんまり良く分かっていない風の義娘によよよと何とも嘘臭い泣き真似をして良心に訴えかける作戦に。そして、つい金貨2枚、いや金貨1枚と銀貨10枚なら、と妥協した発言を零したのを聞き逃さずじゃあそれで売ると元の値段自体が吹っかけた物である為迷いなく売買成立に持ち込んで。釈然としない様子の、騙されたんじゃないかと不審がりながらもなんだかんだ支払ってくれる相手ににこにこと壺と貨幣を交換しては、壺に本来は存在しない加護であるがほんの少しだけこの騙されやすい善人に些細な良い事があるようにと運気を招くべく術式を気取られる事なく刻んでおいて。見送れば、今日はご馳走にしましょうかね、と義娘を連れてレストランへと足を運んで。)


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