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登録名簿
時薫(しくん)/調香師
HN:ぷにこ
名前:時薫(しくん)
性別:男
年齢:不明(外見20代後半程度)
種族:不明(元人間)
身長:177p
体重:61s

容姿:目に掛かる程度に伸ばされた外跳ね癖のある前髪を横に流し、レイヤーを入れた短い部分と襟足付近のみ背を越す長さを持った無造作ヘアーは光の加減でごく薄く金が入る白色をしており、長い部分は後ろで一本に纏められている。藤色の虹彩を持つ瞳は吊りがちだが伏せがちに開かれ唇にも笑みを引いている事が多く、翳りある色を僅かに纏う褐色肌の青年風貌を持つ。黒地の着流しの上に深紫の紋付き長羽織またはフード付きの羽織物と黒地のフェイスベール、白足袋に草履と身に纏う物はいずれも退魔の効力を持つ白檀の香を焚き染めた東国の物。片耳に金のダングリングピアスを付けている意外は装飾品を好んで身に付ける事は少ない様子。

人の姿をしているが実体顕現状態と精神体状態どちらにも成れる為、気を抜くと幽体の如く透けて見える等気配に波がありその存在は希薄。

性格:感情の移り変わりが読み取り辛く、実際振れ幅も狭い為に穏やかと言えば聞こえは良いが筋金入りのローテンションであり掴み所が謎な性格の持ち主。とは営業時の顔で実際のところは口数が少なく仏頂面がデフォルトながら生真面目かつ苦労人気質であり繊細な側面も存在するような感受性の豊かさを持っているが故の生き難い性格をしており、口調もそこそこ荒く所々で気難しさが覗く。

武器:基本丸腰ではあるが元は武芸者であり素の身体能力は人間の域こそ出ないも高い。必要に応じてそこら辺の棒きれ等や奪った武器の類を扱ったり、無手の格闘術等を扱うだけの軍事経験者特有の型に嵌ったような立ち回りならば可能な経験と技量を隠し持ってはいる為にこれらが武器と言えばそれに該当する。

『呪祝ノ丸鼎―ホサクノマルガナエ―』
普段は後述能力により亜空間に収納されている手の平サイズの稀少宝具。球体状のくすんだ金属容器の周囲を環状の輪が三本覆うように重なっている形状を持つ。金属容器に入れた物質の成分を高純度で抽出、調合する機能を持ち、外部から内包エネルギーを加える事で効力を底上げする事が出来る所謂小型の錬成釜。主に香料や薫物の生成に使われているが、薬物や劇毒の生成も可能であり、持ち主の使い方で生み出される物の幅が広がる。

『透惑ノ妖香炉―トウワクノヨウコウロ―』
継承された者の体内に宿る目視不可の香炉。内包エネルギーを消費して放たれる香りの範囲は調整可能で至近距離程度〜継承者を中心に最大半径1qまで届き、香りである以上その形状は原則不可視だが煙状や薄紫に妖しく輝く無数の蝶型の発光体として意図的に可視化させる事も出来る。効果も興奮、鎮静、不安助長からなる副効果(激昂、睡眠導入、惑乱効果等)を使用する薫物で自在に齎す。効力は個体差があるも、吸い続ければ際限無く増していく為に注意が必要。基本、なんらかの効果をもつ薫物が最大3種は香炉内にストックされている。

属性:時、空間、香

能力:『香術』
調香にまつわる知識に精通しており、『呪祝ノ丸鼎』用いた様々な効果を持つ香を錬成又は生成する術とこの知識の副産物で毒や薬関係(魔法薬)にも通ずる。内包エネルギーを練り込み『惑透ノ香炉』で香りを放つ以外にも純粋な芳香品を作る事も可能。

『時間制御』
半径約100m範囲内に法則無視で時間の流れを歪め停止又は遅延させる空間を展開する秘術。効果は自分を除く範囲内のモノ全てに対し一律で高位干渉効果を齎すものであったが、現在は能力が衰退しており発動可能範囲は精々術者中心の半径1m程が限度となり効果・効力共に調整が効かず約3秒程度の停止効果を万全の状態で日に最大で2度発動できるかできないかのものとなっている。

『空間干渉』
精神体である時は単体のみとはなるが、回数と距離回数と距離の制限無く座標を定めその地へ移動する通常転移と長距離限定の緊急離脱を目的とした座標指定を省いたランダム転移を可能とし、実体化中は回数と距離制限付きの小規模の範囲指定(術者中心)が可能な通常転移と細々した物を収納できる亜空間生成が可能な次元干渉能力を持つ。実体化中の転移可能回数は日に体調の次第で1〜最大5回程度であり、距離も一息で国を跨ぐような長距離移動は不可となる。小規模亜空間生成に関しては収納できるものは動物を除く他者の制御下に無い物質に限り、容量はその空間内に収納した物の総重量が5kgを超えない範囲と制限がある。

『歪』
かつて人間であった頃に高位精霊から受けた加護の力を用いて高度な時空干渉術を多用したのが原因で蓄積した反動が魂レベルにまで深く傷を付けた結果歪みを生じさせ変質した特異能力。精神、肉体共に修復不可能(致死)域の損傷を受けた際、本人の意思に関係無く高次元の強制力により損傷前の状態に巻き戻され、その状態(損傷前)が正史として現在に定着する。これが発動した場合、修復後から約1ヵ月前後に渡り実体顕現が不可となる上に数日間に及ぶ意識混濁状態が続く。

弱点:武術経験がある事を除けば香によって体調に影響を及ぼさせたり精神的に惑わす事は可能でも能力は総じて殺傷する術を持たず、本人にもその意思が無い為に火力という点では微妙なところ。実体顕現中は物質世界へ干渉可能であると同時に物質世界の法則の影響が適応され負傷他、一部例外を除き人と同程度の身体機能での活動しかできない。これらは精神体化状態時は無効となるも放置した傷等の状態は次に実体化した際に引き継がれたまま反映される。

所属:無所属
職業:調香師
二つ名・異名:妖香師
恋愛:NL、BL
裏行為:状況及び展開の次第で可

備考:凡そ15年程前から活動を開始したと思われる調香師。その顧客は各国に点在しており表裏の境も無く、身分差も問わずである。提供する品は副作用の少ない物までと線引きしているが、これを良しとしない“マナーの悪い客”を撃退していたりもするので逆恨みを受けていたり、底が知れぬと一部の者には危険視されてたりもする為に好評と悪評が入り混じる評判を得ている模様。

かつては黒の国の親衛隊に長く所属していたような人間であり、随分遅らせる事こそやってのけていたが結局は寿命での老衰に抗えず生前に行使していた能力の代償で魂が昇華される事が叶わず、現界に留まる羽目になった。その当時は死に場所を求め当て所無く彷徨っていたらしいも代償の浸食率が激しく、危く時空の歪となりかけた所で青の国の黄龍の社へ流れ着き守護者黄龍の手によりそれを阻止される。放置は危険と判断されあらゆる手を尽くされ自立的に活動可能状態までその存在を持ち直させ、生きる気力を持ち合わせていなかった彼を自分の管轄島で勝手に隠居していた高名な調香師の翁に任せ(押し付け)、たり自身の主たる桃源郷の仙女に引き合わせたりと間接的に新たな縁を結ばせ危機回避の為に手を回される事に。黄龍の目論見通りに彼に生きる気力を戻すとまではいかなかったが完全無気力状態を脱し、翁に至っては後継者も居なかった為に弟子として迎えしごき倒し自分の技術全てを伝授し、名器2種を譲り渡した。それまでは生前の名で呼ばれていたが、この時に「時薫」の名を新たに与えられ以降はその名を使っている。その数年後に稼ぐ術も生きる術も持ってるんだから色々見て来いと突然放り出され、言葉の通りにする事十数年、現在に至る。

時薫を救済する折、応急処置としてコウの内包エネルギーで満たされた経緯があり、現在はその残滓が残る程度ではあるがこれが図らず加護となっており低位の妖や悪霊等から全力で逃げられる謎の効果を発揮していたりする。種族を定めるには不明瞭な部分が多い時薫だが、黄龍曰く『現在は別の生命体に変質しようとしている何かであり、外部の影響で正にも邪にも成り得る』存在との事。

PC挨拶:ん?あぁ、どうも……ふぅん、真っ当な客…には見えないけれど、話くらいはまぁ。――それで?俺にどういった品を用立てて欲しいのか訊ねても?…いや、ここで立ち話もなんだ…どこか落ち着ける場所でゆっくり窺おうか。(とある国の首都、日の昇る時間帯であれば人通りもあり活気に溢れたその通りも夜半の今は静まり人の往来も目視で数える事も容易となるその道を今宵取った宿に向かうべく緩やかな足取りで進み行く道すがらに背後より声を掛けられ振り向く。予め気配に気付いてこそはいたが今まさに、とばかりに些か目を丸め応じながらも声を掛けてきた者の風貌を上から下まで視線をゆるりと巡らせ認めるなり、すぅと両の目を細め率直な感想を落とす唇を僅か引き上げ微笑を作り用件を促すも間を置かずその言を覆し場所の移動を提案しながら背を向け緩慢な速度で歩き出せばそれを追う人物らは自然と己が後引く残り香を装う別物の香りに中てられやがては深い眠りへ落される事に。背後から崩れ落ちるよう倒れる音を耳にしながらも歩みは止めず、しかし表情は移り変わっており気怠げな半眼で声色低く不機嫌を露に吐き捨て。)……は、残念。誰が好んで面倒事に首突っ込むかっての。

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