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登録名簿
七星咲耶/桃源郷の護り手
HN:絹豆腐

名前:七星咲耶(ななほしさくや)

性別:雌

年齢:不明(外見年齢20代前半)

種族:応龍

身長:172cm

体重:56kg

容姿:銀の長髪は踵まで伸び、肌は白く瞳は赫いなどと地域によっては忌子として間引かれたり鬼子呼ばわりされかねない色素の薄さが特徴的。服装は半透明の薄紅の羽衣を纏い、紫の絢爛華美な着物を着用。腰に桃の花を飾った数珠繋ぎの輝石を結んだ帯を垂らし、白い靴下に黒い靴を履いている。
脛には赤い帯紐で厄払いの符を連ねて結びつけている。また、着物の下に白の襦袢を着こんでいる。袖は足首まで、裾は床に広がるほど長い。
着物には赤・黄色の点で出来た帯状模様が描かれており、胸元に星に見立てた宝石を包み込む銀の龍の飾りがある。
頭にも青紫色の珊瑚を中央に配し、周りに金色の板や宝石、紫の大きいリボンで飾り、白銀の長髪もこれに合わせ頭頂部で結い合わせている。

龍形態については天を翳らす黒き雷雲を引き裂き、穢土を囲いて崩し、開いた口は大嵐を呑みこみ、身震い一つで星を墜とし、咆哮は地を浄化する神鳴を喚ぶ等とまことしやかに囁かれている。

性格:清廉潔白、青天白日、品行方正、純粋無垢。であって欲しかったと周囲に溜息を零されていたぐらいに黒い。婉曲な言い回しにて煙に巻いて真意を曖昧にしたり、応龍本来の役目を軽んじていたり、酒に香にとを好み、自然を愛する不良。天衣無縫。

武器:『神鏡・真経津鏡』
直径二尺程度の万物を正しく在りのままを映す鏡にして、鏡の如く磨き上げられた石にして、石の如く厳かなる宝鏡。極限の結界でもあり、これ一つが理を宿す。故に、邪を映せば邪の醜悪を映し、害を映せば害を成した者へと移す。涙を映せば涙の清さを映し、呪を映せば呪を掛けた者へと移す。在るがままを映し、真実を映す揺るがざる世界の法則そのもの。結界として用いれば、外部と内部を隔てる岩戸の如く堅牢さと、それ以上に結界本来の意味である聖域として機能し外の法則を遮断する。――のだが、不真面目に扱う内は大体その丈夫さを頼りに鈍器として扱う。

『五行転扇』
数十本もの骨組みを一点で束ねて固定したものに、薄い龍皮を貼り付けた鉄扇の如き強度を誇りながらも通常の扇子同様の軽さの雅やかな極彩色の扇子。五つの溝が外側へと作られた特別な構造をしており、この五つに理を解した者の力を宿せば五色の力を発揮する。
もっぱら、涼を得る道具として用いられるのだが。

属性:天

能力:『神通力』
魔力・霊力とは性質が異なる力の源泉。
歴代最弱であれど、その力は後に陰陽、風水、占星等と呼ばれる流派に通じるものがあり、世界の理に則る範囲での小規模の太極図を実行する程度のことは可能。
全ての神なる器物の効力を宿す。物質世界を創世させた旋回せし万物の霊泉、力。遠くにてこの世のみならざる全ての世を見守りし神としか形容できないこの世には存在せず何処かに存在するとされる超常的な存在、祖にして兇なる者と繋がりし力。空の力にして宙の力。世を征し、界を伏す権能。
これまでの応龍にしてもそれら全てを完全に扱える者は存在しておらず、七代目である自身に至っては最も力が弱く大いなる存在の力を汲み取りきれていない。もし、完全に扱えるとすれば、それはこの世が衰退し滅びかけ、その者が大いなる存在と限りなく同質にして同一に近くなってしまっており、世界が大いなる存在の住まう世界との境界が薄れている証でもある。

『黒麒麟招来』
背丈は下手な竜よりも大きく5mあり、顔は龍に似て、牛の尾と馬の蹄をもち、頭に雄々しい一本角を持つ。普段は穏やかで殺生を嫌うのだが、一度争いとなれば電光の如く疾さで地を天をと翔け、蹄が打った跡には黒き雷が弾け、黒鉄の如き角は招雷した雷を帯びて害成す者を裁く。背毛は五色に彩られ、毛は艶めいた黒。常に咲耶の傍に居るのだが、基本的には姿を隠蔽し隠しており、必要に応じて姿を現す。義理堅い苦労人。

歴代最弱の応龍が、もし世界が求める役割を果たせない万が一の可能性を考慮して補助装置として創造した二体の幻獣の内、天雷の権能と傍に控え仕える役割を担った存在。黄龍はもう一体の対を成す存在である。

弱点:原則的に桃源郷の内部では従来の力を依然として発揮できるのだが、結界の外で力を行使しし続けると本来滅んでいなくていけない存在故に世界からの供給が受けられず、最悪活動不能に陥る。

その場合臨時で小規模な結界を作り休息を取るか、桃源郷内に戻り休息を取らねばならない。

所属国:青の国

職業:桃源郷の護り手

異名:星視の陰、天威の大白蛇

恋愛:NL

裏行為:可

備考:一巡前の世界において、遥か昔、東の島国に降り立ちし七代目の、歴代最弱と言われた応龍。一巡後の世界でもその在り方は変わっておらず、二度目だから慣れたものとある程度仕事をしてからとっとと桃源郷と呼ばれる嵐の結界の内にある島に隠居生活を送っている。
本人曰く、『役割を終えた身に過度な期待はするな。この世は其方らの者であり、妾は霞か何かと思え。』とのこと。
だが、そのわりに酒を求めてひょっこり都に顔を出したり、鬼が島に遊びに出かけたりと一巡前より外に自ら出ていく機会も増えた。

かつて、一人の素朴で純朴な男を王に仕立て上げ、近隣の国と呼ぶのも烏滸がましい各々島を占拠していた基本的に矜持が強く群れをあまり好まぬ少数の龍の民たちをまとめさせた。そして陰から大陸の国々に侵攻され生活を脅かされぬように都を大掛かりな術式によって海底へと沈めて海の都として栄えさせ、地上の島国との行き来が出来るように仕掛けを幾つも作り、人々の生活の助けになるように散漫に消費していた海の資源の有効活用、海上船上でも通用し無手でも戦える武術、魔なる術と異なる自然に則る術などを幾つも教えるなど知恵を与えたとされる。だが、国を築きはしたが、ヒトを愛しすぎるあまりにこれから訪れる激動の時代や新たなる竜帝が現れる前に争いを好まぬ龍たちの生活を脅かしかねない世界を平定させる為の働きかけはせず、天に背く行いから日を追うごとに弱り寿命を削られながらも建国を担った責であると一つの国として自分がいなくても機能するようになるまで見守り、人知れずに世を去った。
多くは紛失してしまった東国の歴史書や、風水、呪術、功夫等の歴史の端に改竄されていなければ名前が載っている事が稀にある程度の歴史に埋もれた人物。一説によれば、去った理由はもう地の民に世を任せるべきだと考え天に帰ったとも言われている。
また、美談のように思えるが、王になる気などさらさらない男を捕まえ無理矢理英才教育を施したり、住み分けをしていた龍達をしばき倒して強引に国造りの手伝いをさせたり、仕事を放りだして近所の子供と悪戯をしたり、昼間を酒を煽ったり、武術などを教えたにしても一説にはあまりに叩かれ過ぎて体が覚えた、時々面妖な術で勝手なことを思いつきでやるから何とか大丈夫なのか大事になるのか把握しようとしているうちに覚えた、など聞こえが良くない文献も僅かながら残っている。
いずれにせよ、結果で見るならそれが天に生まれ天に反した彼女なりに彼らを育てるという、ヒトに近い視点でヒトにこれから先生きる力を養わせる為のやり方だったのであろうが。
ただ、応龍の役割を世界規模の保護者程度の認識でいた彼女のヒトを善くする為の行いやヒトに近過ぎた心の在り方が後の歴代最強にして最悪の、本当の役割を理解せし八代目応龍が創られる事になったきっかけとなっている。

――この事を理由に、そして己のような隠居した身でもヒトとしての愉快な日々を過ごさせてくれた氷雪竜の若人と兄弟。既に死してはいた彼らをも住まわせていたが、赤との決着、そしてその前にある意味己のせいで生まれた八代目の応龍にして竜の世界と赤の世界の双方を利用した八神叢雲と、愛弟子の兄弟達で今も生きる末の弟にであり八神の弟子でもある氷雪の騎士が決戦を迎える前に、可能なら決戦に水を差す事になるがこの手で仕留める、できずとも倒す糸口を見つける為残された力の全てを賭して兄弟達の前で一対一の決闘を挑む。

限界を超えた死力を尽くして尚一切腹立たしい程予想通り倒せる見込みはなく、ならばと捨て身の覚悟で全霊を賭けた一撃を仕掛け――結果、これがせめてもの情け、先代への礼だと弟子にも伝えていなかった業が、必殺という結果だけが確定された白刃を浴びる。
その業、剣の術理の一つの到達点たる魔剣の本質を知ったが故に如何なる対応、対策を取っても己ではこれを破れないと悟らざるを得ず絶望し、無念を抱いて弟子たちに後を託して果てる。

だが、一巡後の世界を迎えたということは、即ち弟君が己が絶望をも超えて師を倒した事であろうと考え、己の死にも意味があれば良かったのだがと少しだけ高望みしつついつか愛弟子と兄弟姉妹達が遊びに来るのを桃源郷にて黒麒麟と共に庵でぐうたらと寝そべり酒を楽しみ待っている。

PC挨拶:誰ぞ貴様は。一体何者の許可を得てこの滅び逝く者の地に足を踏み入れた?……本来ならば万死に値するがしかし、妾は寛容である。相応の品を捧げれば不問と致す。……ええい、気の利かぬな、貴様は。万病の薬があるであろう。持っていないなら早く買ってこい、妾はあと三十時間程体を横たえ精神を鎮めるので忙しい。嗚呼、あとつまみもな、捧げても良いぞ。代わりに桃の一個でも千切って食す事を許してやろう。
(嵐の海域を越えて辿り着いた先。外の嵐と無縁の一年を通して穏やかなる気候で過ごしやすく、外ではとうに絶滅したとされているかもしくは保護せねばならないとされている動植物ばかりが棲息する島の中心にぽつねんと建つ一件のこじんまりとした庵。その縁側にて腰かけ、静かに伏せていた睫毛を持ち上げ赫眼にて来訪者を射貫き厳かに問い正し――けれど、その後は段々ある意味において不穏になる。それまでの神性、神秘さは何処へやら。極めて俗物的に遠回しに上等な酒を持っているのか、持っていないならついでに酒の肴も買ってこいとパシリにする命令を下し、ぐでんと横になって面倒臭そうに溜息を吐き、扇でぱたぱた白き面貌を扇ぎだらける始末。仙女だのなんだのと呼ばれているがそんなのは他人が勝手に呼んでいる事。隠居してまで外の世界の事情等構ってられないと体裁を取り繕う事すらせずしっしと手で来訪者を追い返す仕草をして。傍に控えていて黒き毛並の威容の黒麒麟と呼ばれる黄龍と対を成すと言われる幻獣は申し訳なさげにぐうたらな主に代わり頭を下げ。)


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