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登録名簿
蓬莱紫苑/織物屋
HN:絹豆腐(きぬとうふ)

名前:蓬莱紫苑(ほうらいしおん)

性別:女

年齢:不明(外見年齢二十歳前後)

種族:妖怪(後天的化け蜘蛛)

身長:167cm

体重:52kg

容姿:日の下に晒せば血脈が透ける程白い肌に色素が薄く血よりも赤く鮮烈な赫の色彩放つ猫のような大きな瞳、額で切り揃えられたおかっぱに臀部より下まで真っ直ぐに黒の長髪を伸ばし、白い襦袢の上に紺の色の着物を藍の帯で結んだ東国の艶やかな出で立ちの女。
妖として正しき姿はもう一つの姿、乖離された混沌から生み出された大地を八本の脚で穿ち、空を山岳と見紛う巨躯に溜め込む瘴気にて毒と害し、憎悪に焦がれる複眼に映る命を根絶やす八百万の神々に仇なす古代の化け蜘蛛。但し、現在は力を大半失った影響で大幅に縮小し、体躯は十五尺程迄縮んでいる。

性格:緩やかな口調に穏やかな表向きの面を持つものの、その裏には隠しようもない他者を嘲笑い人を見下す傲慢さを持ち、命を奪う事に躊躇いを持たぬ冷徹。悪女にして妖女。そして執着心が強い。

武器:己が蜘蛛の脚による一刺し、鮮血色の潰爪。緊縛、切断両方に用いる禍糸。

属性:悪、妖

能力:『心怨の縄恋』
人の心に張る呪いの禍糸を用いた呪術。それ自体は直接的な害を持たず、そもそも戦闘用ではない。ただし、呪術である通り、心に病巣を抱えし者の怨みを増幅し、本来ならそこまで悪化することもなかったであろう些細な喧嘩も命を奪いかねない争いに発展させたり、誰もが持つやましい感情や浅ましい願望を増大させ事件を引き起こすなど、人の悪意に付けこんだ性悪の効果を持つ。これに対抗するには精神的な強靭さ、或いは呪術への耐性、もしくはこの呪術は薄い糸という形で対象に憑りつくのだが、憑りつく前に気付いたならばその段階では物理的に払うなり切るなりも容易。

『葛城の迷ひ蔵』
呪術、妖術による攪乱。人の心の眼を曇らせ、惑わせ、正しき道を見失わせて黄泉路さえをも迷わせる心理迷彩。結界の類であり、結界に踏み入れた者の人の心、精神に影響を与える代物。この結界は基本的に己が縄張りに張り巡らせ、自身の住処を己を討伐しに来た者を迷い殺すか追い返す、或いは何も知らぬ愚かな者を餌として招き食い殺す為のもの。行きはよいよい、帰りは怖い。ただし、これも呪術や妖術といった正道を外れた外法を破る手段を持つ者には通用しない。また、結界には八匹の仔蜘蛛が要として配置されており、これを潰していく毎に効果は弱くなっていく。

『黒谷の闇神楽』
人々の運命の糸を狂わし、手繰り寄せ、結び、断ち切る因果に巣を張る化生の異能。元々はこれによって他者の運命をも玩弄していたが、現在は当時のような運命にすら介入する力は発揮できない。また、当時であろうとも自分の運命は変えられず、そして、自身が狂わせた運命も真に尊き心を持つ者には脱されており不可避の未来ではなかったとのこと。現在できるのは精々、蠱惑の毒蜘蛛として心身の病気を齎す程度のこと。


弱点:聖、光の属性。或いは神仏の加護や神仏の遺物などといった類。そして、糸を切るという連想から鋏なども苦手。加護が乗っていれば日用品の鋏ですら、普通なら刀でも簡単に切れない糸を断ち切られてしまう事もある。妖として、概念的な相性の問題。
また、蜂などはさほどでもないとのことだが、好きとは言えない。

所属国:青の国

職業:自称織物屋

二つ名・異名:望まれざる色情の糸、絡新婦

恋愛:NL、GL

裏行為:可

備考:かつて人間であったとある娘が嫁いだ家の窮地救うべく禁術を用いて妖怪へ変化した土蜘蛛。
故に純粋に妖とは呼べず正確には化生の分類に属する。

其の事の顛末の詳細は当人しか知らないが妖は民衆や身内からの畏れより土地を離れ、移り住む先々変わらぬ悪意害意敵意、人でなく真っ当な妖でもないからこそ妖怪にも疎まれるうちに重ねる齢もあり妖としての力強める。
本来鬼はおろか妖の中でも低級にあたる土蜘蛛の身でありながら、肥やされた悪意を形にした存在となり呪いと災い振り撒いてきたが一人の退魔師によって封印されてしまう。

その後、遠い年月経て生じた綻びから封印を打ち破るが、その時に力の大半使い果たしてしまい、今現在も回復に努めている。


元の名前は六道四恩。先天的な色素欠乏症であったが為に当時の習慣から白髪の鬼子とされ軟禁された九音の名を授かった双子の姉が存在していた。
四恩が幼少の頃は、今と違い無垢であり、親類の言う事を聞かず密かに姉が軟禁されていた蔵に夜な夜な忍び込んでは外の知識や遊びを持ち込み励ます姉思いのお転婆であった。
しかし歳を経て嫁ぐ事になり、その間に味方のいなくなった姉は狂い、惨殺事件が発生。
両親や親戚は皆死亡。
四恩もまた嫁いだ先で悲劇に見舞われ化け蜘蛛に。本当の悪鬼となってしまった姉とはそのまま別れたきりで一体何があったのかを話し合うこともできぬまま、望まずして人を辞めてしまい道を踏み外してしまった姉妹は二度と再会が叶わなかった。――のだが、ほんの一時であったが姉と再会を果たし、互いに変わり果てた姿を笑い、時を埋めるように語り合う事が叶っている。

その影響もあり、現在は以前程の悪辣さはなりを潜めている。ただし妖は妖、隙あらば陥れたり喰らってやろうとしたりと悪巧みを悪戯感覚でしようとしてくる。

基本は妖であるが宝蓮京に織物屋『八目(やつめ)』を営みながら住んでおり、鬼が島にも別荘感覚で家を持っている。
妖怪相手に誑かすよりも人間を誑かしてなんぼとは本人の談であり、実はあんまり反省したり更生していない説も。
一応は人間を装っているが、京の支配者達からは当然ばれており、そのうえで遊んでいる。
妖として自由に、好きに振る舞いながらも同じ妖や女性等からの相談もお茶の席で乗ったりもしている。

余談だが、物凄く横文字に弱い。青の国の知識なら豊富だがその他の国の知識となると途端に怪しくなる。

PC挨拶:まあ……素敵なお客様。私、八目の店主、姓を蓬莱、名を紫苑と申します。どうぞ、つまらぬ品しか取り扱っておりませんが手にとってご覧になられて下さいましね?――嗚呼、綺麗な瞳。まるで甘露のように、滑らかで、甘くて、美味しそうな。ねぇ?味見、させて貰ってもよろしくて?
(宝蓮京。青の国の支配者たる青の帝が統べる、他国曰く小さき大国の象徴たる都市の大通りに連なる店に紛れてひっそりと『八目』の看板が掲げられた建物が。がらり、と引き戸を開ければそこには色鮮やかで品の良い着物が幾つも展示された店内。奥から店主である黒髪の女が出て来れば、鈴を転がすような、聴く者の耳から脳を、精神を揺さぶるような蠱惑の魔性を孕んだ声音で囁くように、視線もまた絡み付く糸にも似たそれで相手を品定めが如く流し目で見詰めてから自己紹介。着物を見て回る客へ、そう、と近づいては冗談か、それとも、何処か芝居掛かってはいるが真に迫った調子で間近で瞳を覗き込みながて着物を掴む客の手に力を篭めていないのに引き剥がし難く手を重ね嫣然と唇をきゅう、と弧に曲げ微笑んで。)


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あきゅろす。
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