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登録名簿
アストライア=スノーフレーク/聖騎士団長レガトゥス
HN:絹豆腐
名前:アストライア=スノーフレーク
性別:女
年齢:20歳前半(外見年齢からの推測なのは備考に記載の通り、記憶が欠落している為)
種族:人間(死者)
身長:167cm
体重:56kg
容姿:常日頃から全身を聖鎧と呼ばれる洗礼と祝福を授かり清められた銀の甲冑に纏い、側頭部左右に竜角を彷彿とさせる角飾りが付いた兜もフルフェイスで外見からは性別や体型を判断しづらいものになっている。
肩に留めて羽織る白の外套の裏地は隙間なく聖書の教文が記されており、表には国の象徴たる薔薇の茨が絡み付く十字架が刺繍されている。
また、鎧を纏う際は布地の軽装を着用する。
腰には剣の代わりにゆらゆらと揺れる幽玄の炎を灯す三又の燭台が提げられており、この炎によって鎧や外套が燃える事はなく、手に取り掲げれば周囲を薄らと照らし出す。

鎧の下にある本人の容姿は月夜の下の雪原を思わせる紫銀の長髪を三つ編にして背中に流しており、側頭部の髪を一部編み込んでいる。また、一房だけ何故か茶色の部分の髪が存在する。
切れ長の緑の瞳は薄い二重で左目の下に泣きほくろがあり、鼻は高く騎士然としている時は特に凛々しい印象を与えやすい。
細身の身体は過酷な戦闘に対応できるように鍛えられているものの女性らしさを損なう事なく適度に引き締まった肢体と肉感がある。
雪国かつ鎧を常日頃から着用している為肌の色は白。

首には薄っすらと索状の痕があり、これを隠す為に稀に鎧を脱いでいる場合には首元まで隠す服やスカーフ等を着用している。

銀の教皇からレガトゥスへの祝福として直々に聖痕を授かっており、聖痕は子宮の位置である下腹部と心臓の位置の左胸に二か所浮かび上がっている。
この聖痕により後述の能力を発揮できるようになっている。

後述の通り死人なのだが生理現象は存在し、それ故に自分自身すら死人の自覚がない。

性格:自他共に厳しく、異教徒、特にウェンクルカムイ教に対して苛烈なまでの敵対心を抱いている。これは聖騎士としての使命感、敬虔なる信徒としてのそれであると本人は思い込もうとしているのだが、夢に出る知らぬ顔をした異教徒らしき者達とそれに対する激しい憎悪と、認めたくない恐怖、忌避感から欠けた記憶の中に何か彼らに対する敵対心の源泉があるのではないかと薄々感じている。

一方で同じグラ・マロス教の下集う聖騎士や信徒、民に対しては比較的態度は軟化し、重んじている規律の範疇ではあるがまったくの話が通じない堅物というわけではなく若い騎士の若さ故の行動も老いた騎士の老いからくる苦言にも理解を示し、耳を傾けもする。
ただし、間違った事に対しては相手に嫌われる事も厭わず訂正し、甘言を断る為に腐敗を是とする者達や騎士の誇りなど持たぬ者からは目の上の瘤として疎まれやすい性格でもある。

――たまに見る悪夢とは別の夢。その中での己は、もっと笑い、大切な誰か、恐らくは家族を大事にする陽だまりのそれのような性格だったように思える。夢は夢に過ぎないとしても。

武器:『聖燭剣テミス』
浄火の聖遺物。
常から腰に提げている三叉の三本の明かりを灯す燭台は悪しき者、邪悪、魔なる者に対して不快感や苦痛という形で害を与える輝ける火にて対峙せし者に一定の精神的負荷をかけ、銀の国を蔓延る悪や他国から持ち込まれた不浄を照らし出し暴き立てる。
ただし、この燭台の火は聖なる者以外にも例え魔や邪悪とされる者だとしてもその力、精神力が強ければ跳ね除ける事ができ、更に言えば精神が崩壊した者や操られている者、傍から見て悪だと思われる者でも自らを一切悪や魔であると認識していなかったり認識できない者等にはそもそも精神に対する負荷が意味を成さない為通じない。
この明かりは相手の心に潜む罪悪感や背徳感、悪心を照らし出す事による精神的負荷を与える性質が故である。

そして、もう一つの姿。
グラ・マロス神の加護を得た清らかなる者を焼かぬ火の光は自らが焼くべき悪を映した時、或いは明かりに照らされて尚罪を認めぬ悪に対してはその形状を変化させ、燭台の台が剣の柄へと伸長変形。三叉の燭台は中央の燭台部分が伸長し、そこから神聖なる炎を立ち昇らせ、聖炎を纏う幻光の刀身を持つ聖剣へと変貌する。
芯となる中央の燭台が変形した部分以外の炎部分に実体は持たないものの浄化の炎剣は魔に咎の烙印を刻み、断罪せんとする。

また、炎部分を更に拡大させる事で瞬間的に遠距離武器代わりに間合いの外から襲撃をかけることができる。ただしその分密度が下がる為威力は減衰する。

属性:聖、光、(死)

能力:『聖痕の加護(ファクティス・ミスティーク)』
銀の教皇直々から授けられた聖痕。
その聖痕を二つ授かる事によって得た魔性の者相手であろうとも対等以上に渡り合う為の力。
それは肉体の増強、膂力や頑強、俊敏性等の飛躍的向上の他に聖痕の力を引き出す事によって剣を媒体にさながら神罰の如く突き立てた剣先から発生、或いは掲げた剣を避雷針に見立て天から雷の如く疾く迸る氷銀の刃を降らせる等といったグラ・マロス神の――少なくとも国内では、本人も含めて聖痕の力をそう信じている―――奇跡を起こす事ができる。


『銀閃(シルヴァリオン)』
剣士ではなく騎士の剣、技巧に傾倒するものでなく武器の重量を活かし、鎧の護りを前提に圧し斬る剛に属する剣。
正道の剣。
幻惑、卑道の剣は聖騎士団長として皆の師範となるべき立場である以上は選べなかったともいえる。

女だてらと侮るなかれ。人外の徒相手に最前線にて戦い、騎士達を鼓舞し、自らを明かりとして導く勇猛の剣は銀の教皇から授かった二箇所の聖痕から引き出す力により実際の肉体以上の力を引き出し大型の魔獣の爪牙相手であろうとも正面から受け止め押し返す刃にて斬り倒すそれは人間の身である事を忘れさせる程に鮮烈。

また、痛覚が鈍い――死した身故、そして過去に死に値する絶望に見舞われ体が壊れた為――こともその勇猛さに拍車がかかっている。

弱点:聖騎士団長として鍛え、心身を磨き上げ、加護によって人外に対する為に人外の力を得ており、尚且つ一度死を経験しながら現世に繋ぎ止められた身故に生者よりも苦痛等に対して耐性はあるものの体温が低く肌が青白い程に白い事等はあれど心臓は動き生理現象も存在するといった生者と大きな差が見受けられない活動状態になるが為、一般的に知られる傷害や病気等外的内的様々な要因による人間の死に値する要素を完全に克服しているわけではない。

また、人間の力の不足を補う為に燭台の炎や聖痕の力を借りているものの燭台は前述の通り全ての魔や悪に通じるものでなく抜け穴が存在し、聖痕の力も使い過ぎればただでさえ二つも身に刻み負担が大きいのに更に負担がかかり心身を摩耗し力尽きて倒れるリスクもある。

――皮肉にも、自らが死者である、既に一度死んだ身であり、銀の教皇の加護という名の他ならぬグラ・マロス神でなくウェンクルカムイ神に属する呪いにより現世に繋ぎ止められている存在であるという自覚がないが故に自らの火に焼かれる事がない。

そして、頼っている聖痕の力の源泉がウェンクルカムイ神に依るものである為、もしウェンクルカムイ神が氷塵の竜帝モタネルプ・ウェンクルカムイとして封印を破り顕現した場合はその影響で支配されるリスクがある。しかも、二つも聖痕を宿しているから尚更。

所属:銀の国

職業:聖騎士団長レガトゥス

二つ名・異名:光輝なる剣、銀の灯火

恋愛:NL・GL

裏行為:可

備考:銀の教皇直々に勅命を受け、数ある聖騎士達を纏め指揮権を得た精鋭たるセンチュリオン、そんな彼ら彼女らの上に立つ名実ともに最上位の聖騎士の称号を得たレガトゥス。

今は黒の国に渡って久しい歴代最高の聖騎士でありながらもその地位を退いたバルバスの陰がどうしても消えず、比較されれば決して敵わず劣ると陰口を叩く者もいる。
けれども位を授かった以上は銀の国に尽くし、神に剣を捧げ、聖騎士達の模範となるべく人間の身であれど誰よりも自らに厳しく律し自らをこそ暗闇の中でも照らし出し人々に希望を見出させる光であらんとする女聖騎士。

日頃から聖鎧を纏い、兜も被っている為その下にある女の姿を確認できた者はそう多くはない。

また、すっぽりと過去が抜け落ちており、自らの素性や出自について何も知らないのだがこれについては信頼する者以外には打ち明けていない。
ただし、夢という形で確証はないものの自分にとって過去なのではないかと思われる目覚めれば具体的には思い出せないが観る度にもう二度と見たくない悪夢と、絶対忘れてはいけないと強く願うのに目覚めれば霞のようにぼやけて消える幸福な夢を観ており、少ない個人的時間が取れる際には少ない手がかりを頼りに自らの過去を探そうとしている。

――銀の教皇は素性や出自含め全てを知っているのだが、教えていない。とうに死んだ身であることも、聖痕という名の呪いによって生かされている死者であるということも。
神と同じく心から信じている銀の教皇に裏切られ、利用され続けているだけの道化、傀儡のような存在とも言える。

PC挨拶:――止まれ。此処から先に見えるは神聖都市シルヴァ。神の庇護無き者は何人たりとも悪しき心で踏み入れ、穢して良い領域ではない。此処から先を通りたくば、自らが正しき者であるとこの剣に示してみせよ。
(氷雪降りしきる厳寒風景。それを切り取るように鮮明に浮かび上がる大いなる天蓋花の結界に包まれる事で魔を退け、命が生きるには過酷過ぎる寒冷を凌げる銀の国の中枢にして唯一の都市。グラ・マロス神の奇跡、加護の象徴として知られるそこに寄りつこうとする魔は少なくない。理性無き獣であれば冬の厳しさから逃れる為に血肉と温もりを求め、理性ある邪教の背律者は自分達の崇める神と対峙する神の奇跡など認めずそれを冒涜することで信仰を穢さんと目論む者もいるのだ。だが、そのような者達の目論見は達成されることがない。人々は神に祈りを捧げ、神を信じ、庇護を得る。確かに神聖都市内に彼らのような邪悪が入り込めば信仰が揺らぐであろう。けれども、だからこそそのような者達を罰し、信徒達を光の下に留め平穏に暮らせるようにと戦う者がいるのだ。銀の聖騎士団パラディン。その聖騎士達の中の聖騎士たるレガトゥスは、この猛吹雪の中でも一切震えを見せず、如何なる強風にも掲げた聖なる明かりを灯す燭台の火を絶やさず、吹雪に掻き消されぬ凛とした声音で雪闇に紛れ忍び寄ってきていた悪しき者達へと告げ。そして、退く事なき彼らを見れば明かりたる燭台は瞬時に断罪の剣へと変形を遂げ――鎧袖一触。斬り伏せた悪に剣を柄を両手で重ねて添え、杭の如く突き立てて氷銀の雷花と聖炎に彩りそれを葬送の手向けの花として。)



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