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登録名簿
フレスヴェルグ/空のフレスヴェルグ
HN:絹豆腐

名前:フレスヴェルグ(真名:ディフォーユ。或いは、デロンダとも。)

性別:雄

年齢:0歳

種族:断空竜

身長:幼体時:100cm前後/真体時:600cm(翼幅は18m以上。尾羽を含めての全長は12m程)

体重:幼体時:12kg/真体時:1400kg

容姿:幼体時:もふもふの翡翠と白の羽毛に覆われ、その下に鱗があるがまだこの状態では真体時と違い触るとぷにぷにと柔らかい。
もこもこの毛に覆われた紅石の瞳は一見二つだけだが、羽毛の下をよく見ると未だ発達しきっていないだけで真体時には開眼する事になる残す六眼が埋もれている。
頭には王冠の如く卵の殻を被っており、胴体部分も殻下半分を鎧のように纏っている。
というか、殻からそのまま手足が飛びだしている。

両翼もまだまだふかふかで空を支配する真体時のようには上手くいかず、両足の鍵爪も尖ってはいるがまだこの段階では竜種さえ掴み大空へ楽々持ち上げる握力も城塞を抉りへし折る鋭利さも無いがそこそここの時点で蹴られると痛い。
痛い、とかその程度で済む時点で平和だと真体時に知る羽目になるのだが。

真体時:――ユグドラシルの危機の到来。これを阻止する為に賢王の承認、御使い達の祈り(最低二人)によって覚醒、本来の姿を取り戻す事になる災厄の翼。断空の覇者。一巡前、『断絶の竜帝』として西の地に恐怖を齎した竜帝の一柱の再臨。

常に周囲に木々が薙ぎ倒され、土塊が巻き上げられるような暴風の結界に守られている。全身が翡翠、緑に輝く鱗と甲殻に守られた細身の竜であり、ディフォンの風谷に棲息する嵐竜の祖とも噂されるだけあり形状も似ている。
頭部は二本の剣角を冠し、額に風の魔素が極限まで圧縮され物質化した宝玉が埋め込まれている。主たる紅石の如き双眸の他、六つの小さな眼が連なる八眼は何処にいようともマーテラに起きるあらゆる厄災を見通し、これを見逃さないとされる。
蛇に似た柔軟さを持つ肉体は通常の骨格では不可能な稼働域を実現できる。両肘からも肘骨が発達したものと思われる鋭利で先端に風を吸引する突起物が生えており、両手の爪を束ねてからの手槍の一突きを兇手の一撃へと変える機能を有している。尾も柔軟性に富み、必要に応じて硬化と軟化を使い分ける事が出来、尾槌と尾槍となる。

また、ヒトと竜形態を持つのではなく、通常の竜形態とは別に独自の飛行形態を持っている。飛行形態時には翼を大きく広げ、胴体に首を埋没させて頭部を収納して庇う形で顔前面部まで伸びた背甲にて兜のように覆い、胴体に収納された両腕は腹部辺りで肘から先を露出させ鈎爪として用い、両足は束ねて脚部を覆う甲殻を負荷の掛かる翼の保護に回して細くなる事で元より持っている尾と共にたなびく双尾と化し、流線的なフォルムをした翡翠の龍とも神鳥ともつかぬ姿へと変形する。

性格:かつての断絶の竜帝としての人格は狂猛であり、自尊心が強く、我儘で、悪く言えば子供っぽい。癇癪持ちであり、少しの事で機嫌を損ね、壊滅的な災いを齎してしまう。そして執念深い。自分が一番でなくては気が済まず、自分に従わない存在も、一番であると認めない存在も邪魔な存在であると考えている。
――その筈であったが、一巡前の異変により得た数奇な縁により人格に影響を及ぼし、竜帝として振る舞うのでなくフレスヴェルグとしての振る舞いを良しとし、相当に丸くなった。
ただ、それでも元が元。短気でせっかちな部類には違いない。前が刹那でさえ待てなかったのが数秒待てるようになっただけ大進歩ではあるのだが。

武器:自分自身、風にまつわるモノ。

属性:風、空、陰

能力:『世界の樹縛』
かつて世界を脅かした竜帝としてでなく、一巡前において荒らし尽くし恐怖に陥れた西の地を一巡後では守護するフレスヴェルグとして存在することを誓う為、ユグドラシルに行わせた自身の能力の制限、拘束の呪い。

これにより普段は非力な幼体として活動を余儀なくされ、能力行使も制限される。
また、本来の姿、力を取り戻す為には以下の条件を満たした時に限られる。

・ユグドラシルそのものへの危機
・翠の賢王の承認
・御使いの祈り(最低二人以上が必要)
・民の半数以上の求め
これらの何れかを満たした場合、幼体から本来の姿、真体へと覚醒を遂げる。

ただし、それでもかつての力を十全に発揮する事は叶わない。
これは、元々は災厄たる竜帝の陰の力を人々を救う為の陽の力として振るおうとするが故。
もし本気で十全の力を発揮するにはフレスヴェルグとしてでなく断絶の竜帝としての心を取り戻さねばならない。
そして、そうならないように一度覚醒したとしても必要がなくなったと判断され、事態が終息するとユグドラシルの樹縛が心核を蝕み、死を迎える。
その後、ユグドラシルの加護により卵へと還り、一週間の後に孵り、再び幼体となる。
これは他ならぬフレスヴェルグ自身が望んだ事である。

『空を断つ狂風』
幼体時は風や気流を操り未発達な翼の代わりに移動したり果物を落としたり獲物を捕らえたりする程度。激昂した時に限り強風を操るようになるが、それでも長続きしない。

そして、真体時。
竜帝、または竜皇と呼ばれし存在。一巡前の伝承においては現在のマーテラが存在する西方、アルディエイジャ地方に現れては暴虐の限りを尽くし、この地に起きた数々の呪いの元凶とまで言われる程に呪わしき風を運び緑を穢した風の覇者の能力。今も事象の果ての果てにて微睡み世界を呪う兇皇の力の断片。或いは大いなる存在の夢が現実に作りだした悪夢。
その如何なる名刀をもなまくら同然と嘲る切れ味を誇る剣手の前では砦の守りをも紙きれのように切り裂き、風そのものとなりて奔りし後には追従する者すら許さず気流の渦に巻き込み失墜させ、空に断層を作り、大地には千の剣で撫で切りしたかの如き無残な痕を残して壊滅させる。

また、他にも風にまつわるモノなら能力の対象となり、流行病や猛毒などを乗せた疫風も能力の一部。そして、自分自身、または自身が触れたモノを加速させる事も得意としており、最高速度はその性質上計測不能。

風を操る力とあるが、正確にはただの風ではない。他の竜帝達同様、世界の始まりたる力の一角であるその力は風の形状を取ってこそあるが、一般的風の防護は意味を成さず、それどころか実体の有無も肉体の有無も魂の有無も関係なく、概念も世界をも千々に引き裂き大地を墓標とする死と呪いを刻む烈風である。

その力を表すうえで有名なものは、無法なる竜帝はアルディエイジャ公国の反抗の気力を削ぐ為に、まず後に断絶の渓谷(一巡後はディフォンの風谷)と呼ばれ続ける事となる世界最大級の亀裂を大地に刻んで力を見せ付ける事で生贄と財宝を捧げ続ける事を誓わせた。勇敢なる西の速度自慢の若者が己が勝利したら悪事を止め己が敗北したら自らの命を捧げるとアルディエイジャの空を舞台に飛翔競争を挑んではこれに乗った竜帝は興の余りに若者が西の空を周る間に世界を数周奔り廻り、若者とその家族が住まう村を喰い滅ぼした。等という史実が物語っている。

弱点:幼体時はまだ肉体的にも能力的にも不完全であり、本来の姿、本来の力とは程遠い。
殻を被っているせいでバランスを崩すと能力を使うか誰かに起こしてもらわないと転がって起き上がれなくなる。

真体時は一転して竜帝改めフレスヴェルグの力を発揮するようになるのだが、それでも竜帝でなくフレスヴェルグとして力を振るう内は本来のそれには及ばない。
これは、力を制限しないと自分が空を飛び、風を起こすだけで嵐が起こり、大地は薙ぎ倒され、空は荒れ狂い翠の国の環境が激変、屍を積み重ね、豊穣の地を傷つけてしまうが故。
マーテラの危機の為に覚醒するのに、自分自身がマーテラの危機そのものとなる本末転倒を避ける為である。

所属:翠の国

職業:空のフレスヴェルグ

二つ名・異名:断絶の竜帝、翡翠の閃輝

恋愛:NL

裏行為:可?

備考:一巡後においても活動している煉獄の竜帝、黒の暴君同様の竜帝でありながらもその力を封印し、竜帝の名を捨て去り『空のフレスヴェルグ』として生きる事を選んだ断絶の竜帝と呼ばれていた存在その者。

これは一巡前、過去が時系列を無視して繋がりこの世に蘇った恐怖の一つとして暴れ回る際に出会い、巫女として己に仕え、そのうち大切な理解者となった光竜により竜帝達の中で唯一過去の振る舞いを悔いるようになったから。
だが、共に生きるにはあまりにも罪を重ね過ぎたが為にその後、光竜を人質としてとられ城塞を襲撃。けれど光竜、巫女を護る為に一撃で城塞ごと捕らえた軍の者達を消滅させられたものを半壊程度に留め、その後も庇いながらでは本来の力を出し切れず、最後には巫女に未来を生きて貰う為に過去の存在たる自身は己が所業が罪であると認めたうえで、自身の結界を使えば巫女を引き裂く為にあえて結界を使わずにその身で自身の悪行のせいで生み出した復讐者達の報復の攻撃を受け止めて敗北を甘んじて受け入れた。
この経験は一巡後においても記憶にあり、人格や行動理念に大きな影響を及ぼし、一巡前に断絶の竜帝として行った悪徳を清算すべく一巡後の全く自分の知らぬ地へと変わった西国、新たな名をマーテラを今度は災厄でなく守護する立場として活動すべく身勝手極まりなかった在り方を変え、空のフレスヴェルグとしてマーテラの守護者となった。

普段はユグドラシルの樹の頂上や枝、もしくはディフォンの風谷に居る事が多い。

――尚、ユグドラシルの誓約により覚醒しては死と新生を繰り返す性質上0歳児である。
最も新しい覚醒は白の断章、忌薔薇姫によりマーテラに多くの血と死が溢れた際。
その前は、煉獄の竜帝が黒の暴君として、何をとち狂ったかユグドラシルを引っこ抜いて自身の国に持ち帰るべくやってきた際に冗談でなく本気だと察しユグドラシルの危機と判断した際。

PC挨拶:mt、tmrhttdmn。kkhksmgahmitiirikdhni。smyknsr。……dkwmtir?wrhkkd。
(恐らくは世界樹の枝葉を不法に採取しに来たのであろう他国から観光客のふりをして入国し、夜間に人目を偲び世界樹へと忍び寄り幹を登ろうとする者へと降り注ぐ威圧的な声。その言葉は上手く聞き取れないであろう。恐ろしい早口なうえ、圧縮されているのだから。だが、声の主を見つけられないらしく辺りをきょろきょろ見渡す不届き者へと、若干不満げな声音でわりとすぐ傍の高さの枝から見下ろしていた雛竜はふん、と鼻息荒く飛び降りると同時に思い切りちょうど上を見上げた不届き者の顔面を足の形が残る程思い切り踏みつけ、幹を登ろうとしていたその者を地面へと踏み落とせば自分も一緒に彼を踏み台にし着地。騒ぎを聞きつけた護国団員の姿を見れば颯爽と立ち去ろうとするのだが、本来の姿なら造作もないのだが今の幼体の姿では一息に遥か頭上のユグドラシルの頂点まで飛翔することはできず仕方なくある程度の高さの枝に上昇気流を発生させ飛んでは休憩してと繰り返し。そんな必死な姿を護国団員に目撃されている為颯爽と立ち去れていないのだが、護国団員はあえて見てみぬふりをし。翌日お礼の捧げ物として箱庭の森で採取した果物や茸等を籠に入れて地上から一番近い高さの枝の上に置いて、それを去ったのを確認してから回収に降りてくる雛竜の姿があったのだとか。)


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