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登録名簿
伽藍(がらん)/護国団千人長
HN:絹豆腐(きぬとうふ)

名前:伽藍(がらん)

性別:男

年齢:不明

種族:悪鬼(悪魔)

身長:230cm

体重:150kg

容姿:黒に近い深緑の重い髪は自分で切っているのか雑で不揃い。肌の色は青憐地方ではそう珍しくもない肌色。瞳は深い血色の二重で、普段は眠たげな半眼。しかしそれでも奥に秘める戦気、闘気故かまるで鞘に納められた業物の如き妖気すら宿す。
戦時、特に好敵手と呼べるだけの敵と相対した場合は奥に秘めた鬼気を表に発し、血色の瞳が鬼火の如く燃え上がる。
額には二本の角。

服装は成体の竜種を単身で斬獲し鬼ヶ島の鍛冶師に鋳造させた漆黒の甲冑、小手、具足、兜の内常時兜以外を装着。その上から黒いローブを羽織り、ローブの頭巾を兜の代わりに目深に被っている。
元々は黒ではなかったらしいが、斬り捨てた命の色を帯びて黒ずんでいったとのこと。

背には巨躯を更に超える大野太刀を一振り納刀された状態で背負っている。
抜刀した際、これはその長さ故に一度背から鞘を外してからでないと納刀できない。
即ち、一度抜刀すれば戦を終える迄納める気は無い意志の表れとなる。
その為安易な抜刀はせず、死合う時にのみ蒼刃を露わとする。

性格:口数は多いほうではなく、寡黙。ただし人嫌い、人見知りとかでなく不要無用を削っていくにつれ普段から開口する機会が無くなっていただけ。
興味を抱いた相手や、必要と感じた際、対峙した敵と言葉を交わし問答する意味、価値があるなら言葉を発する。

表に表れ難いが、情が深く義理堅い。

武器:『蛇麁正・呪/おろちあらまさ・かしり』
刀身だけで2.5m、柄を含めれば3mを超す鍔のない鉄塊の如き大太刀。
その刀身には九尾を彷彿とさせる九つの玉枝の如き焔の意匠が凝らされており、白刃ではなく蒼刃。

青の帝に成り代わっている白の断章、九幻纏狐が元々の飾り気がないデザインが気に入らないからと勝手にデコったらしい。


斬龍刀。
その一振りは谷を埋め尽くす巨躯の龍の胴を海破の如く断ち、大空の王者の如く飛ぶ竜さえ空ごとに斬り地へ失墜させる。――そういう謂れ、由縁、伝承があるわけではない。
決して伝説的業物等ではない。
これらは全てこの刀を担う剣鬼の技量、剣の絶技、心胆、勇猛さによって成し得るものである。

属性:魔、霊

能力:この悪鬼が本来持っていた権能は時空の旅人となった少女へと記憶と共に授け、生前の焦がれた想いは今や白に染まりし狂恋の堕天使へと。
残された唯一は、剣。
剣を振るう為に求められる全て。
かつて、肉と名を喪い魂だけを鎧に定着し尚武を振るっていた大暗黒天としての武を構成していたもの。

豪体・心気・勇猛・命欲・鍛練・技巧、その他一切剣技が力を鋭さを増すための諸々。

鬼剣。

常軌を逸した剣鬼の剣士としての技量は、能力を譲渡し記憶を喪失しても尚衰えることなく。

また、魔術、呪術等に頼るでもなく常在戦場の精神から仮に視界、剣の間合いを外れる遠距離でさえ違和感、異物、不審等を察知、看破してのける。

いざ対峙となれば、読み合いの深さ、選択手の引き出し、そして何より一意専心、一刀入魂、一撃決殺と呼ぶべき絶剣、鬼神の如き力量を見せつける。

そして、生前の権能の一つの名残か、霊魂、怨魂でさえ物理的に接触する事ができ、そのまま刀で斬る事も可能。

弱点:言う程簡単な話ではないが、大振りの業物の仕様上間合いの広さは裏返しで肉薄される距離となると大野太刀の強みが殺される。
また、強者との戦いへの執着から、成長の見込みがあると判断すればその場で殺害するよりも生かして成長を促し、待ってから改めて相応しい仕手となったところで斬ろうとする等の傾向がある。殺傷ではなく、あくまで闘争をこそ是としているが為に。

所属国:青の国

職業:護国団千人長

恋愛:NL

裏行為:可

二つ名・異名:剣鬼、千人斬り

備考:青の国にいつからか流れ着いた流浪の剣鬼。幽鬼。悪鬼。羅刹。
黒の国の闘技場にしばしば出現したり、傭兵の如く誰かの依頼を請け負い村を襲う魔や山賊団を斬り棄てたり、鬼ヶ島の洞穴に籠り瞑想をしていた等の姿を過去に各地で目撃されているが何処の生まれなのか等の素性は不明。

そのような流れ者が護国団へと加入したのは、その時黄龍の別荘に遊びに宝蓮京へと出向いていた七星咲耶と遭遇し、その姿から無き記憶が思い起こさせられ足を止め、惹かれたのが運の尽き。
強かで狡い話術で護国団入団を強制されてしまう羽目になった。
尚、この時求めたのは『死合いたい』というものだったのだが、これを『まずは相応しいかどうか示して貰う為に屈強な勇士揃いの護国団で力を示してみよ』的な事を言われ、これを了承したのだとか。
結果、短期間のうちに千の勇士をも従えまとめあげる千人長の立場を獲得するに至る。
だが、この悪鬼の場合、初陣にて小鬼の群れを討伐する任を授かるが報告と異なり力と知恵に長けた長がいたらしく京には小さく見せかけていただけで実際は小規模な軍勢とでも言うべき総数と統率が取れたそれらを前に他の同行していた護国団員が増援を呼ぶ為の時間稼ぎ、殿という大任を単身で任されるより他はない苦境に陥り。だが、増援が到着した際には千の群れを残らず斬殺した骸の屍山血河の中心で小鬼の王の首を提げ、試験も兼ねた初陣を試験を任せた当時の千人長や百人長の想定を超える千人斬りの成果を果たして実力を示し、後に千人長に任命された際には一騎当千という意味合いでの千人長も兼ねることとなる。

だが、本来の目的を忘れておらず七星咲耶へ死合いを申し出るのだが『お前は確かに護国団で力を示したが、それはただの武威。護国献身の精神はただ剣が強ければ良いのではない。真に護国団で力を示すというなら、この国の一層の発展に努め、尽力し、畏れだけでなく仁義を以て民や仲間と接してみせよ。』とまた注文をつけられて未遂に終わる。
これも真に受けた剣鬼は、本来単独行動こそが得意であり、今も変わらないが兵法を学び率いる身としての指示や策、運用等も学びながら護国献身とは何か、護国団の名と心を表す意味を解釈しようと努めたりして武力以外の要素を磨いてきた。

――青の帝が白の断章によって成り代わられた現在。護国団も例外でなく九幻纏狐の術中に嵌まっている中、この悪鬼もまた術の影響下にある。
影響下にあるのだが、変わらない。
九幻纏狐も真っ先に気づきかねない危険人物の一人だからこそ念入りに直接術を仕掛けており、厭な予感がしているらしく慎重に、念には念を押すべしと定期的に術を掛け直す程の念の入りよう。その際に刀にまで呪いと自分好みの意匠を施したもよう。

変わらないように見えるのは以前から青の帝に忠誠を誓うというより、国を護る機構、守護神的な立ち位置を課しており、政は自分が口出しする領分ではないと割り切っているというのもある。
あるのだが、それだけでない。
言葉で語ろうとせずに刀を抜いてくるせいで真意は不明のままとなっている。

以前、白虎が何とかこの状況を打破する為にも千人長へと接触を図った時もどうにも術にかかっている筈だが変わりがなさすぎることからも期待を籠めて不信感を抱いていないか等を遠回しに聞いてみたりもしたそうだが、「何も変わり無い。」と追い返されて肩を竦める結果となったらしい。

PC挨拶:……――。……御前は、違うな。なら、帰るが良い。此処にはもう、何も無い。
(宝蓮京から伸びる地方へ繋がる街道を狙い商人や荷車を襲い、時には殺人も犯していた山賊団が根城としていた付近の山の中腹にあった隠れ家。しかしそこにはもう、荒くれ者の山賊達はいない。生きては、いない。等しく斬り捨てられ、鮮血を流し、絶命している山賊らはどれも一撃で抵抗する間さえ与えられなかったのか武器を手にすれど振るう事叶わず、逃げ出し背を向けるも叶わず、命乞いの懇願も叶わず、何れも倒れ伏すこととなっていた。唯一の生存者にして、この状況を作り出した黒衣の剣鬼は入口から新たに入ってきた者へとその足元に流れる鮮血より紅く、深い色合いをした瞳で射貫き見据えてくるが、山賊の一味でないと身なり、言動から察すれば興味を失せ隣を横切り外へと出て、宝蓮京への帰路について。残された者も同情の余地なき悪党達とはいえども無残な死に様が転がるそこに長居はできず外へすぐ出ていくことになるであろうか。)


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