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登録名簿
黒姫/白の断章
HN:絹豆腐(きぬとうふ)

名前:黒姫(くろひめ)

性別:女

年齢:外見年齢10代半ばから後半程度

種族:白夢(妖怪ベース)

身長:(人型時)155cm/(妖魔体時)尾を込めて9m前後

体重:46kg/999kg(本人が頑なに1000以上を認めない。1000ったら1tじゃん?1tデブとか言われたくないし!だそう。)

容姿:青き波が打ち寄せ白泡を作り混然と白が混ざり合う豊かな白波の如き髪の長さは解けば臀部程まで伸びる。大体は先端付近で一結びしたり、結い上げたり、三つ編みにしたりと気分でころころ変える。また、左右側面の髪も一房ずつ三つ編みにし、時々鈴を付けて飾ったりもする。
肌の色は艶を帯びた蜜色。
他者を小馬鹿にするように、もしくは嬲り、嘲るように丹色の瞳は半目になっている事が多い。
頭部にはぴんと立った獣耳と、臀部からは九つの妖尾が生えている。

服装はこれまた気分で変わるのだが、その時の『虚幻変現転換法』の内容に沿った服装を選んでいることが多い。
例えば、『翠の国からやってきた精霊をなんちゃらできる獣人』と自称している時はその言葉の印象に沿って自然由来のものであったり獣の毛皮等といったものを選んでみたり。
例えば、『銀の国からやってきたシスターちゃんでーす』と嘘つけばそれっぽく修道服をにわか知識で被ってみたり。
例えば、『黒の国で悪さしているマフィアとかギャング的なサムシング?それっぽいの。』とかてきとーなことを言えばスーツであったり悪女的なブランドで固めた服装であったり。
例えば、『この国の主、青の帝である』と名乗った場合はやんごとなき身分に相応しい衣に身を包んで飾る事が多い。
実際のところこれらは能力において一切必要な要素ではないのだが、単純に本人のモチベーション、気分の影響であるらしい。
どうせならそれっぽい服着たほうがテンションが上がるしノってくるそう。

――妖怪、九幻纏狐としての妖魔体は全身を白い光沢を帯びた毛並に覆われ、顔には眼と口端に赤い紅の化粧を施し、九本の尾は通常は妖しく揺らめく見事な尾であり神々しい九尾の狐の姿を現す。
けれど、その姿は虚構。九幻纏狐の虚飾を暴き立て、その内に秘めた悪意、憎悪を剥き出しにさせてしまった場合にこそ本当の姿を現す事となる。
白い毛並みは瞬く間に毛の一本一本憎悪と呪念が籠った黒毛に染まり、紅化粧は血のそれを思わす穢れを帯び、見開かれた瞳は金瞳に赤の結膜の見る者を呪縛するが如き圧を持つ。
また、この邪視、邪眼は大小様々に九本の尾に亀裂の如く無数に開かれ、同時に人のそれに近いこれまた大小様々な口が開き数多の虚言妄言を吐き世を呪う。
胴体部分は自らの嘘で塗り固められた幾千もの呪詛と虚言の帯が幾重にも巻き付けられており、悪しき言霊はそれだけで呪われた鎧となり触れる者を穢さんとする。


性格:お調子者で明るく快活。ベースとなった者の影響が強いらしく言語が何かおかしい。ハイテンションでマシンガントークガール。――ただし、上辺の付き合いの良さや明るさに惑わされると、内面にあるどす黒い感情を読み違えることとなる。

強烈な嫉妬、憎悪。

嘘をつかずとも生きていける、名も居場所もある者は須らく憎んでいる。

嘘で上塗り、嘘で飾り、嘘で取り繕い、やがて自分自身を見失った女にとってこの感情だけが嘘偽りないモノであるからこそ。

本心、元々何故嘘を重ねたのかというきっかけさえ、もう思い出せない程嘘の下に埋もれて分からなくなっている。

武器:『虚火の心鉄』
実体無き焔。
水をかけれど収まらず、払えど叩けども消えず。
纏わりつき、広がり、何処までも延焼していく焔――されど、それは温度が備わらない。
偽りの焔であり、揺らめき青白く燃え盛る焔は生物でなく無機物、木々や建物でさえ一時は燃えて朽ちる幻視を生み出す。
強烈な幻覚、錯覚に伴う幻痛が本当に焔に焼かれているかの如き苦しみを齎すのだ。
火に炙られ、火に包まれればどうなるか。無意識に脳が、精神が、魂が自ら苦痛を生み出す。無機物といえどもそこに残る残念、残滓、土地の記憶が炎を実物のように捉えて燃え広がる。
本当は焼かれてなんかいない、炎なんてないのにも関わらず。
たとえ偽りであれども本人が実物と変わらぬと錯覚すれば本当に火傷し、炭となることすらあるのだ。
この虚火を纏った本来王位に立つ者が携える神鉄剣の贋作、心鉄剣と名付けた全長70cm程度の長さの両刃剣を以て化け狐はヒトの心を焼き斬らんとする。

妖魔体の時は口に咥えたり、尾で搦め捕り振るう事もある。

属性:白、妖、幻

能力:『虚幻変現転換法』
――『幾千の虚言、呪言を操る妖狐は謀る。その言葉は人から真実を奪い、昼は夜に、陽は月に、一里は三千里となり、妄言に盲目的にさせてしまった。』
嘘を現に、現を嘘に。
黒姫の吐いた嘘が嘘ではなく本当の事であると錯覚、認識を狂わせ、汚染する大妖術。

その効果は単純故に強大。
効果範囲内に存在するならば不特定多数、それこそ国規模でさえも騙されてるという自覚さえ与えず、気づかれそうになったとしてもその先から認識を誤認させ、抱いた違和感さえも何が違和感だったのか意識を曖昧にし、思考を曇らせて何もおかしくなかったということにしてしまう。
いわばフィルターのようなものであり、術の範囲内の言動や認識、果ては文書であれ絵であれ関係なく検閲し、認識を阻害する。この場合、言葉は意味ある言葉として認識できなくなったり、読んでいたものが読めなくなったり、空白であるかのように自然と読み飛ばしてしまったり、絵を見ても何の絵か認識できなくなったり注視しようとすれば意識が端から虫食いのように虚言の文字列に塗り潰されて術中に嵌まり、自分が何を見ていたか、そもそも何をしようとしていたのか、などといったところまで意識を暈ししていまいかねない。

黒姫の場合、常に自分の正体、白の断章の九幻纏狐であるという事に辿り着きそうな情報を徹底的に、病的なまでに認識させまいとしている。
これに更に嘘を上塗りし自分の正体、身分を詐称している。

また、この効果は黒姫が居る地点が中心となるのだが、近ければ近い程に影響力が大きくなり、距離があればある程度この認識阻害が弱まる傾向にある。
ただし、国を離れたとしても正体に関わる自分の名や特徴等を覚えられないように遭遇した者には監視としての呪術を施しており国の外に離れても完全な影響の外とはならない。
とはいえ、それでも大分国内、本人の間近にいるよりは格段にマシであり、即座に認識を捻じ曲げられてしまい違和感を抱くことすら許されないような洗脳じみたものではなくなる。

これは基本、広範囲に常時展開されている術であり、規模と効果を考えれば常時展開しているのはどう考えても有りえない程の妖力量であり、何らかの絡繰りが存在するのではと目される。

そして、この術は対峙する事態となれば直接一点集中で術を施し認識汚染。先述の洗脳に等しい認識に塗り替える。自己紹介、なんてのは典型的な例。自然な其れは実際は証拠も何もないのに本人が名乗っているんだからそうなんだろう、と違和感なく刷り込ませてしまう。

これに伴い『嘘をついている身分なら命令してもおかしくない範囲の命令(例えば、青の帝を自称しているとはいえども落ち度などの理由も何もなく切腹しろと言っても何故?となってしまい効果が弱く強制力がない。しかし、統治者として家臣と認識させた対象に身に着けている某を献上させる。言伝があるから何某の許へ向かってくれ。等違和感を抱かせにくいものなら強制力が強まる。)』や、命令でなくても嘘をついている身分に応じてお願いであったりと形を変えてより具体的内容で自分の嘘を信じさせる事も可能。

ただ、この場合常時展開型と違い一定時間後に自分は何をしているのか、何故信じたのかと正気に戻ってしまう。

他にも応用として、直接対峙している時限定だが認識阻害、汚染を利用して『自分と相手に位置関係』を狂わせ、例えば確かにずっと見ているはずなのに、第三者が見れば堂々と歩いて接近しているのに、『十歩先』から『五歩先』ほどになったとしても『最初からその距離に居た』と認識させる事で近づかれている、もしくは逆に遠ざかっている、そもそも動いているという認識自体持てなくさせてしまう事も可能。これに重ねて化け狐を『無害な誰か』と認識させればより難解な事になる。つまり、所詮は嘘なので実害しかない九幻纏狐自身がそこにいるのに、誰なのかも、正確な現状も認識できなくさせてしまうということなのだから。
しかし、此方は視界にいない第三者が両者の位置関係を正しく認識し、認識が狂わされている者に本当の認識を教える事で疑似的に対処できる。また、無害と認識させて危害を加えたら当然それが嘘だと即ばれる。


以上の通り術が強力な反面、幾つか制約が存在し、おおまかに下記の条件で術が破られることとなる。


・本物が居る場合、術の効果は問答無用で打ち消されてしまう。

・本人が死亡、もしくは同時使用できない程の大妖術を用いる、或いはもうその嘘が必要ないからと中断する。

・本人の口から嘘は真実などでなく、嘘は嘘であるという真実をこそ認めさせる。

・偽っている身分を切り替えた場合、直前の虚現は消え去ってしまう。(温泉旅館にて翠の国からやってきた獣人と名乗っている時、その前まで名乗って信じさせていた青の帝だと誰も認識していなかったように。)


この能力――白夢としての能力――は、他の白の断章同様に白のアリスによって与えられた権能である『色を奪う』事にある。

『人々の見ている色、その識を式を以て己が語る識を刷り込ませ、白を黒に、赤を青にと狂わせる。』
というのがこの九幻纏狐たる白夢の力の大元となる。

『黒観音千呪殺』
――『人の心を弄ぶ悪しき化け狐は、妖術、呪術においても精通していた。その術は火を起こし焼き焦がし、水を生み出し溺れさせ、風を吹かせて切り裂き、そして何より人を呪う事に関しては特に長けておったそうな。』

黒観音。裏観音。密教にして外道の教え、外法の術式。
千の呪いを以て衆愚を鏖殺せんとする外道狐の編み出した独自の術系統。
人を救い導く神仏を冒涜するように自らの都合で人命天命を侵す呪術であり、呪文の詠唱によるものの他事前に符として式を刻み印を記す事で道具として携帯、詠唱無に記した式を発動させることができる。
また、人の心身を苦しめる呪いを与え、これにより生み出される負の感情、呪わしき想念を引き出し、増幅する事で更なる術へと発展させる等も可能。

弱点:真実を厭う。これは特に自分自身の事であり、人の心を弄ぶのは好きだが自分の心に関しては絶対的に頑なに開こうとはせず上辺だけで接しようとする。
病的なそれは最早恐怖症、強迫観念に近く、同じ白夢でさえ自分の名を語ろうとするのを嫌悪し明確な殺意を向ける程。

そして術により信じ込ませる嘘だが、真実だと信じ込ませた嘘から逸脱した言動は違和感を生み出す原因となる為極端に外れた真似はできない。
権力者に成り代わってもすぐに崩壊させないのは嬲るとかでなく、できないから。
なので少しずつすこしずつ、違和感を最小限に留めて肉を削ぎ骨を抜いて弱体化を図っている。
確かに違和感を塗り潰す事はできるが、何度も塗り潰さねばならぬ程致命的な違和感を抱かれればそれはその場凌ぎにしかならない。

また、術者としての側面が強い為人型時では肉弾戦は然程強くなく、武器は武器というより術の補助装置としての運用が主。

神木、特に齢を経たものであればあるほど苦手であり、この世界における最大の神木ユグドラシルはいつか絶対枯らすと固く誓っているのだとかなんだとか。強く意識しているせいなのか、たまにユグドラシルを引き合いに出したりする。

所属:虚白の地

職業:白の断章(エフェメナルフラグメンツ)

二つ名・異名:『怪綺談・九幻纏狐(きゅうげんてんこ)』

恋愛:NL/GL

裏行為:可

備考:『才能豊かな狐。修行を積み、徳を積めばいずれ天狐、空狐に至らん。されど狐、外れし道の底へと堕つ。妖狐は己がまやかしの言霊で世を纏い尽くし、混乱に陥れ、混沌の坩堝を作り出す。けれど妖狐、何故嘘をつく。それは、薄き言葉に隠された本心、真言の自信の無さの表れ。真実と向き合う心の弱さの裏返し。哀れ狐、己が嘘を纏いて自らを見失い、妖魔として天誅を下された。最後まで、真の名を誰にも伝えられず、心を明かすこともできぬままに。』


――白のアリスの手で白き夢の残滓が物語の概念を纏い白夢と呼ばれる事象、怪異として実体化した存在。『白の断章』、と呼ばれる白のアリスより授かった力を有する特異個体の一体。

本人は決して本当の自分のことについては語りたがらない。それ故に知られることもなく、知られることを恐れて遠ざける。同じ白夢でさえ信じない程に。

素直、本当の自分を曝け出すということに強い抵抗と拒否感を示しているのは確かであり、その裏返しで様々な嘘で塗り固めた違う自分としてなら饒舌でありどれだけでも喋っていられる。陰キャから陽キャに。

また、自分自身に嘘をつきすぎて本当の自分というものを見失いつつあり、勿論黒姫という名、九幻纏狐という表題にもなった己が呼称も正確に正体を表すものだがそういう意味でなく自分の過去と向き合わなすぎて自分という個人を形成するものを自ら忘却しつつあるという意味。

妖魔としての姿もそうだが、これも結局は人々に因果応報で自分で嘘を重ね過ぎた結果返ってきた呪言により歪んだ姿であり、真実の姿というわけではない。

現在、烏貝弐號襲撃事件に便乗して青の国へ乗り込んだ九幻纏狐はその力で青の帝であると偽りを信じ込ませ、青の国を乗っ取り、内部崩壊を引き起こさんと目論んでいるらしい。

PC挨拶:いやぁ、あのちょこでぶ代官なんかアイツやけに術効きにくくて雌狐とか言い出した時はちょこで窒息させてやろうかと思ったけど、わんころ達が成敗したから結果オーライってやつ?私もハリセン拷問ですぱーんすぱーんしばかれるの我慢した甲斐あったわー。もうほんとこの非モテ連中全員呪い殺すカウントダウン始まってたからね、まじまじ。――『身分を隠して自ら不正を働く悪代官を成敗に向かうとは流石です』って?でしょー!?私ってば超偉いよねー♪上に立つ奴の鑑っしょ。ああそうそう、ところでさ、なーんか今回の一件で他所の国から言われているみたいじゃん?関税とか引き上げてさー、嫌がらせしていいんじゃない?文句言ってきたらそっちが喧嘩吹っ掛けてきたんじゃんって突っ撥ねてさぁ。弱腰外交とかしてらんないもん。いざとなったら国交断絶、鎖国、なーんてね♪
(本物の居ぬ間の成り代わり。自らこそが統治者であると振る舞うは化け狐、白夢、白夢でありながら名を■■と呼ぶ。温泉旅館の一件で、たまにいる異常な迄の精神汚染、呪術耐性を持つ者であったちょこ代官の騒動に異なる身分を使って潜入していた白の断章は本来の主に代わり宮の座にて白波の如き髪と尾を拡げてゆっくりと寛ぎながら家臣へと軽い調子で愚痴を吐くが、認識を狂わされている家臣はこれを帝の言葉としての脳内補正し相応の言葉として認識、解釈しながら相槌を打つだけで本当に仕えるべく者ではどう見ても違う女狐へと頭を垂れていた。もし正気に戻ったなら、それこそ自害したくなるほどの屈辱に違いない。虚言を操りし化け狐は、既に国を正しく運用する法や国を護る機能を少しずつ骨抜きにしていっていた。それがあのちょこ代官なんてふざけた不正三昧の輩が野放しになっていた実態である。なのに、国の誰もがそれについては不満をあげない。一人の馬鹿な役人がいた、というだけで何故こんなことが見過ごされていたのかとかそういう不満の声はあがらないのがそも異常。前からそういうものだったと、もう国の民が認識させられていっているのだ。少しずつ、少しずつ、国が、民が狂わされている。本物の人徳で国を正してきた統治者が表舞台に戻ってくるか、もしくはこの厳重で執拗な術の網の目を潜り抜けて化け狐の正体を暴くか。国の危機を危機だと認識できる者は、果たしているのであろうか――)


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