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登録名簿
王 虎仁/白虎
HN:絹豆腐(きぬとうふ)
名前:王 虎仁(わん ふーれん)
性別:男
年齢:外見年齢38歳
種族:宝貝人間
身長:185cm
体重:170kg(生身の部分は軽い)
容姿:普段活動している時の服装は黒に近い青の色合いのボディラインに合ったスリーピーススーツに落ち着いた色合いのチェスターコート。虎柄のネクタイにネクタイリングを付けてひそやかに主張し過ぎない程度に昏い色が主で重い印象になりすぎないよう僅かな華やかさをアクセントに加えている。
頭にはハット帽子、靴は白のスニーカー。
顔は右目に眼帯を付け保護した隻眼であり、髪は黒のツーブロック。
隻眼の色は焦げ茶色。また、この瞳の色は後述の制限解除状態になると白に近い青色へと変色する。

髭は剃ってあるが幼い印象はなく年齢相応、飄々とした態度をしても軽薄さを与えにくい積み重ねた経験を感じさせる貫禄を醸し出している。
しかして最大の特徴は半身。
スーツで収まりきれず露出した右腕は内に秘めた熱量を暴力機構を匂わせるように時折蒸気を噴きだし、自分の胴体よりも太く重量感と鋭利さが同居した異形。宝貝製。
実際は腕だけでなく、スーツの下にある肉体も同様。ただし左半身や顔は人間に近づけた質感と外見を保っている。
生身の部分は左腕と、脳と、脊髄、あとは実は眼帯で保護されている右目だけ。保護されていない左目は宝貝製の義眼。
ほぼ生身の部分が存在しない宝貝人間。

性格:常に、たとえ危機的状況でも余裕と冗句を忘れない伊達男。
死線を幾つもくぐり抜けてきた経験からか、窮地に置いても脱する術を探すのを諦めもせず、目的達成の為なら汚れ仕事を担う事も辞さない。

仲間意識が強く、国への忠誠も強い。しかしながらそれをあまり表に出すことなく、飄々と裏方に徹している。

武器:宝貝製の右腕。生身のそれでなく右腕全部が凶器であるが、『金虎砲』と呼ばれる掌から内蔵されている対人想定から対艦級の宝貝舟の主砲と同等か体の負荷を無視すれば上回る程の火力を生み出す、体内の鉄分や気の消費と威力が比例した宝貝兵器による砲撃形態。
そして右指の部分が赤熱、蒸気を噴出。更に出力を引き上げる事で熱は右腕全体に及び白き焔を纏った溶断式破砕機構を。
更にこれに加えて超高速振動による分解機構を同時に作動させた状態である『白焔虎震爪』と呼ばれる近接戦闘形態を取る事ができる。この際、さながら虎の唸り声にも似た駆動音を発する。

属性:金、地

能力:『動物対話』
外見に見合わず動物とは人に飼われた者から野良まである程度会話、意思疎通が出来る。
此方が喋る言葉は人語のままでも伝える事ができ、本人いわく「こういうのはハートが肝心」とのこと。

『青憐式武術・虎襲ノ型』
王虎仁が習得している青の国における護身ではなく実戦を主にした武術。
気功と呼ばれる体内、体外の大気の気を練る事で鋼の如き肉体強度の増強や破壊力の増加、実際の重量を無視し羽の如く軽き動作を可能とする等が特徴に挙げられる。

得意な型は掌、爪による攻撃に偏重した虎襲ノ型。

尚、達人の域に達していた、という通り、宝貝製の肉体となったことがかえって仇となり、この点に関しては本人も不満がある。詳細は弱点項に。

『制限解除、霊珠最大出力/零刻命運』
落魄し魂も天に帰す死に体に魂を定着させている核。
心臓の代替品として埋め込まれた霊珠の出力を一時的に制限撤廃し向上。
宝貝製の偽骸の反応速度を動作への反映を耐久限界に近づけた最速値へ引き上げると同時に、接続された数少ない生身の部位である脳と脊髄を生体部品として扱い脳に過負荷をかけ宝貝側に合わせ高速演算するように無理矢理機能させ、左目の宝貝製の義眼『命運盤』と連動、起動。
本来は当たるも八卦当たらぬも八卦、半分しか成功しない未来予知という信頼性に欠ける欠陥品である宝貝を王虎仁の脳に蓄積された経験則、判断力、状況分析等から『精度に信頼がおけない遠い未来を見通す機能を撤廃する代わりに、精度が高い信頼に置ける超々近しい未来を見通す』宝貝へと機能を変更。
ただし、精度を高める代わりに見通せる未来は『限りなく零に近い先から長くても一秒以内』という普通に考えれば殆ど意味を成さない域の予想。
しかし、前述の身体機能の限定的向上と合わせる事により、これら一つ一つは欠陥しかない仕様から異なる一つの事象を引き起こす。
一瞬先の未来を演算、予知し、その一瞬に向け最高最速状態の体に反映させるということが何を意味するか。
即ち、見通した一瞬先の未来を元にさながら時間を停止したかの如く行動する事が可能となるという事。

疑似明鏡止水。

脳内麻薬や研ぎ澄まされた五感が体感で実際の時間の流れは変わらないのに主観的には動きが遅く見えるようになるように、これを無理矢理機能としてより鈍化、停止しているに近い程に反映できるように再現したのが正体。

ただし実際には時間は停止していないし、このような無茶をして無事では済まず、連続使用、長時間使用等すれば宝貝製の肉体の過剰な負荷による自壊や強引に演算装置にされた脳が過剰な情報量に耐えきれず崩壊しかねないという危険性と隣り合わせである。

弱点:宝貝に体を大半置き替えた事で気の練り方を始め武術全般が本人曰く生身だった時より下手になってしまったらしく、武術、技こそ繰り出せるが宝貝製の肉体に頼った威力や感覚がかえって邪魔となっているとのこと。心技体の均衡が狂い、体が歪み、突出した為。
例えば、対戦相手の一挙手一投足、環境の変化等の機微を感覚全て動員し察し反応するのが達人としての本来のものに対し、宝貝による疑似感覚だけで無意識に反応してしまう等。この場合、技と心を置き去りにした体だけの反応であり、たとえ視えているとしても同様に拳を極めている場合決して単なる速度だけではなく成立するその技の本質を見極める前に見切ったかのように錯覚。本来は視て、察し、状況に応じた技を冷静に選択してから体が反応するのが心技体が揃った状態。けれどそうでなく、先に体が反応した場合どうなるか。
視えている筈、反応できる体がありながら心と技より先じたそれは結果的に先に反応した筈なのに反応が遅れる、反応したものの反射に過ぎないそれだけでは対応しきれないという現象を引き起こす事がある。それは心技体でなく、体だけの対応だからこそ。
気はともかくこの宝貝の肉体の弊害により起きた弊害は本人が宝貝に置き替え、その弊害に気づいた時から新たにこの体に合わせて鍛錬を積んでいる為相当生身の時に近づいている。
けれどもやはり、完全とは言い難い為達人同士、もしく達人中の達人等と対峙すれば小さな、しかしその小ささは決して見逃せないし見逃してももらえないハンデとなって自身にのしかかる。

また、金虎砲の砲撃は自身の鉄等を消耗して原料にしているにしている為無尽蔵でなく、当然息切れ、燃料切れとなる。そしてその場合、殆ど生身がないのだが重度の貧血症状に似た症状が起きる。

白焔虎震爪にしても同様であり、此方の場合は熱を常に生み出す性質上過熱による動作不良の阻止の為考え無しに酷使すれば強制停止。右腕による戦闘行動が冷却が済むまで不可能となりかねない。

また、形態とそれぞれ記述してある通り、金虎砲を発射しながら白焔虎震爪を使う等同時使用は不可能。
戦況を見極めて両形態を使い分ける必要がある。

切り札にして最もデメリットがある制限解除、霊珠最大出力は言わずもがなの過負荷。
また、この宝貝による未来予知に関してだが、自らの行動で変えた場合は当然未来が変わった事で結果的に予知していない未来を迎える事になる。つまり、環境、対峙者に関しても視えていたものと異なる変化が起きる可能性も十二分にあるので絶対的とは言い難い。
もし、完全な未来予知ならば、変えられない未来予知ならばそんなものは絶望でしかない。悪い未来は自分の手で切り裂いて、自分好みの幸運な未来を掴み取るもんさ。と本人はこれを弱点やデメリットとしては認識せず逆にそっちのが好都合だと不敵に笑う。

所属:青の国
職業:四聖『白虎』
二つ名・異名:西海候、震爪、隻眼隻腕隻足の(自称)伊達男
恋愛:NL
裏行為:可

備考:四聖の一人、西海の管理と十二聖のうち『申・酉・戌』の上司に該当する白虎その人。

ただし普段は王虎仁として活動し、白虎と名乗らず国内国外の情報収集や情勢把握、不穏の芽はないかと調査したりとしている事が多い。
これは西海の管理面は十二聖の三人に委ねても大丈夫だと信頼している面と、本人が一つのところに留まりどっしり腰を下ろすのがあまり好きではない為。

最初から白虎だった訳でなく、生身だった頃は護国団に所属、長として率いていたのだがとある事により肉体の大半を損壊する結果に。
その際、再生治療として宝貝人間として喪失した肉体を宝貝で代替する手術を受ける事になった。
そして、不老不死ではないが純粋な人間の時より格段に老化も遅れ、死に難くなった。
ただ、そのまま団を率いるには自分は不気味だろうし、自分が席にしがみつくよりもっと頼れる人材を発掘して機会を与えてやるべきだと退団。
その後、青の帝から紹介された黄龍により、彼が一巡前の自分の事を知っているかどうかは七星咲耶と交流が深かった己でも一巡前の黄龍を知らなかった程に人前にそうそう出ず人と関わる機会も少なかった事から不明だが、奇しくも因縁ある名である『白虎』にならないかと提案を受ける。
これも天命かとこれを了承、以降は人間だったらとっくに死んでいるだろう年月を経て長い時を白虎として青憐を守護する一人として活動してきた。

――かつて、まだ子供で餓鬼大将だった時。
当時想いを寄せていたからこそ青臭く好きな子ほどちょっかいをだしたい心理で虐めていた空の神竜族と、その空の神竜族を守り己を目の敵にしていた月の神竜族に返り討ちに遭ったり罠に嵌められ落とし穴に落とされたりとしているうちに、神竜族共々七代目応龍により(暇潰しや明らかな使い走り等で)指南、修行を強制的に積まされる。
神竜族共々死にそうな目に遭わされながら習得した武術で達人の域に達していた。それでも悪戯が得意で策士であった空の神竜族にはよく裏をかかれたり、自分以上に才能を発揮しいつしか手も足もでない程実力となっていた月の神竜族――後の帝国四帝、闇碧の霊刃『字伏』――には負け越していたりした苦くも懐かしく、大事な思い出がある。
その後、三人共に軍に入隊。
自分は『軍を率いる四将・白虎』として将軍となったが、戦闘の激化により神竜族二人は離れ離れになり、空の神竜族は戦争を厭い国を棄て逃げ、月の神竜族は空の神竜族との争いを止めるという約束を果たす為に帝国へと煉獄の竜帝暗殺の刺客として発ち、そして祖国を裏切り帝国四帝の一人として四征軍を率いる立場となり、敵対関係となったことも覚えている。

しかし、この記憶は――一巡前のものであったはず。一巡前の記憶は全部覚えているわけではないが、それでも確信して言える。何故なら、七星咲耶は一巡後では早々に黄龍へとその役割を譲って(押し付けて)隠居してしまったからだ。一巡後では四征軍結成や煉獄の竜帝の許に四帝が集結した事こそ同様だが、煉獄の竜帝ヴォルスング率いる帝国は本格的世界統一に向けた支配、全面戦争に及ぶ程の侵攻には乗り出すことなくある時期を境に軍を解散し、四帝も散り散りに。
煉獄の竜帝ヴォルスングは世界の大敵たる覇王ではなく、黒の暴君フェデギアとして個人、独りの男としての活動、振舞をするようになり世界の脅威たる帝国の歴史を辿らなかった。

一巡後、自分はどうしていたか。勿論記憶はある。
なのに、何故か何処か遠い他人事のように感じられている。一巡後の歴史も頭にあるのに、何処か違和感が拭えない。
何故なのか、体を宝貝に置き替えたことで記憶障害が起きているのか。それとも、違う理由があるのか。
この奇妙な感覚の正体を知る為、個人的理由で一巡前について調査し、虚白の地へ手がかりを求めている。

PC挨拶:よう。あんたら、こんなとこで何をしているんだい?男ばかりが雁首揃えてぞろぞろと、華が無くて仕方ねえ。……何だなんだ、その間抜けな面は。もしかして俺の事を知らないのか?あんたら、青憐通じゃあないなぁ。これでも有名人なんだぜ?肩書だけは、だが。まあいいさ、覚えておきな。王虎仁、またの名を四聖の一人、『白虎』だ。ついでに言えば、俺がこの名を名乗るのは大体二つだ。一人は信頼に値する者。もう一つは――ま、言わなくても分かるよな?身に覚えがあるみたいだからな。そういうこった、運が無いなぁ、お前さん達。
(夜の宝蓮京。まだ護国団にも手配が及んでいないが、虚白の地という正体不明の脅威があるというのに国同士が互いの監視や牽制を行うのは珍しくはなく、夜の京に忍び寄る者も他国からの密偵の類であった。人目を避け、人気の無い闇から闇へ移動する一行。しかしその前に立ち塞がる者がいた。青の国で一般的な服装ではない、ギャングスタイルで身を固めた男だ。影の者達に戦慄が走る。言葉は飄々としていているが、一行を射抜く隻眼は視線だけで真剣の切っ先を喉元に突き付けられたかの如き錯覚を与える威圧感がある。そして何より、その右腕。糸のように細い新月の下、薄闇に浮かぶその腕は異形であった。まるで、そう、巨大な虎のような、鋼の獰猛な唸りさえ聞こえてくる気がする存在感。固唾を呑む一行が目撃者を始末する為刃を手にするのを見れば、ひゅう、と口笛を吹く異形の腕の男。その余裕の態度が癪に障り、不気味な男への恐怖より怒りが勝った一行は襲い掛かってくる。そして、名乗りをあげる男。唸りをあげ、牙を剥き、その爪の本当の姿を開帳する右腕。白焔を立ち昇らせ、獰猛な唸りを轟かせながら伊達男は影の者達へ真っ向から迎え撃ち――翌朝、護国団の屯所前へ送り届けられたのは大型の肉食動物に襲われたかの如き傷跡と焼け跡こそあるが一命はとりとめている影の者達が気絶し、手足を縛られた状態で転がされることとなり、宝貝製の右腕を持つ男は晴天の下、また何処かを気儘のように見え意味を持って違う地に足を運んでいて。)


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