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登録名簿
シキ/魂のドヴァリン
HN:ぷにこ

名前:シキ
性別:両性(雌雄同体型の植物であるが人型化身時は高確率で男性寄りの無性)
年齢:不明(外見10代前半〜80代迄)
種族:仙花(化花)
身長:150cm〜175cm
体重:不明

容姿:外見的な年齢を自在に変化させる事が可能であり基本は身長160p前後〜程度の十代後半の若い容色で固定している。
ふんわりと緩いうねりと軽さを持つ前とサイドが顎下まで、後ろが腰程度の長さを持ち緩く三つ編みにして結い前に流す髪は朱から淡黄に移り深縹に到る色を宿し気分によっては玉や花飾り等が一緒に編み込まれている。白肌で中性的な面立ちをしており柔和に和らげられている垂れ目の虹彩は長い睫毛に縁取られ、覗き込まねば確認しにくいが光や環境で重厚な深みを持った五色の移り変わりをして見せる特殊な色味。服は肌と密着するごく薄い黒のノンスリーブのハイネックのインナーと同じ生地の金装飾が施されたアームウォーマー、柳染めベースの生地に染め抜きが施されたサルエルパンツ。アウターとして薄藍色を基調とした生地の肩までが出るタイプの布地過多ながら動きを妨げないような造りの東国の飾り紐等で作られた留め具を用いた長衣を身に纏い、顔半分を粒状の玉飾りが散らされた半透明のヴェールで覆う。面倒臭いと裸足という暴挙に出る事もあるが基本は履物に練色の紐で締める亜麻色の革製ブーツを履いている。

御使い兼為政者としては上記の容姿の若さのままでいる訳には行かず、外見年齢は20代後半〜30代に差し掛かる間の見目にてふんわり外跳ね気味の腰位置までの長髪を前髪を除き後ろへ流し、蔦を模した金の髪飾り、房飾りのイヤリングと片耳に細かな彫金加工が施されたイヤーカフス。服装の全体的なベースカラーは深緑と黒、そして金糸の刺繍。ハイネックインナーの上に長袖の上着と長ズボン、その上から更に二枚重ね構造の作りが複雑なローブを羽織り黒の革製ブーツを履く。


性格:間延びする事の多い口調にゆったりとした独特の間合いをもつウルトラマイペース。時に言い回し巧みに他者を言い包めたり煙に巻き、時に穏やかさを伴う侭に鋭利な刃を突き立てる話術は変幻自在であり、即物的な傾向を持ちながらもその心根を掴むに難い老齢の古狸かのような面と、懐に入れた者に対しては節介焼きがやや混在し情に厚い人臭さを持つ。

御使いとして動く際とそれ以外で一人称を分け口調も僅かに変化させるが、土台が変わる訳ではないので外見を変化させる事による傾向の変化等は見られない。

武器:無し

属性:植物、仙、留

能力:
『仙香ノ祖』
かつて青憐の調香師一族に膨大な知識を与え手を貸していた経緯がある事から植物や薬学とそちら方面に精通している他、花であるその本質から様々な精神状態変化の助長や誘発・誘引効果等を齎す香りを内包エネルギーに乗せ身体から放つ。内包エネルギーと混ざる事で手足のように意志で緩やかながらその流れを操作する事が可能で風力の影響に左右されにくい。また、放つ香りは強さも調整自在であり他者に齎したい効果に応じた香気〜鼻がもげるのではという域の臭気までと無駄に広く、総じて毒性等の殺傷能力は無いが人によっては吐き気や頭痛等の体調不良に見舞われる場合もある。自由度が高い為時々暇を持て余した際は無駄な遊びに使用される可能性があり、むさい男の部屋の生活臭やら履き込んだ靴下の臭いやらとしょうもないモノの香り(臭い)の再現をし始める事も。

範囲は本気でやろうと思えばの話だが時間を掛ける事さえ叶えばどこまでも広がり行くも、これに関しては本体の気が逸れたり意識を失わせるなりすれば阻止可能。

『仙花』
種族としての基本保有能力。上記の他、動植物との意思疎通や霊的存在との音や言葉を介さぬ対話までを成し、状況によっては動植物の使役や精霊術の行使を可能とする。これは心身共に驚異的なまでの感受性と感応能力を持つ事を意味し穢れや淀み等環境の影響を受け内に留めやすい欠点にも繋がっているが、それら自体に恵まれさえすれば逆も然りで利点ともなる。また、植物由来の毒に耐性を持っていたり人型である限りはある程度であれば温度に左右されないという面もこの種の特徴。

そして、“仙花”そう種を定義付けされた所以として最も有力なのが、“この種の人型が流すのは赤き血に非ず。”という面であるも現状は特殊な抽出方法を用いねば能にも満たぬ単なる身体的特徴に過ぎない。

『気功術』
内包エネルギーの循環をコントロールし調整、内に溜め込むに到った邪気含め害意を“外”へ逃がす事で自立的に護身を行う目的で習得した技。この過程で他の生命力の循環に補助を加え治癒を促す様な外気功も高い練度で修めており、治癒術や植物系の成長促進・補助を行うだけの技量を備えている。

『魂ノ接続―ソウルコネクトー』
ユグドラシルの加護を授かるにあたり元より感受・感応能力や受け皿としての受容能力の高い仙花の力を極限まで底上げされ得るに至ったもの。個の支配下・契約下に無い精霊や動植物の『魂』と同時接続を成し大精霊相当の“自然”使役能力を一時的に得る…かもしれないとはシキの予想で実際はやってみないと分からないのだとか。ただ平時にも弊害が多少出ており感知能力の極致へ至るそれは気配を察知するを飛び越え個へ意識を向ける加減を違えると胸中へ伏せる感情まで読み取ってしまう共感能力として常時作用しており自身が完全に諸刃の剣となった気分だとは本人談。事実として前以上に感情と意識の精微な制御を要求されている状態にある。

弱点:環境へ適応できている程度の身体能力は持ち合わせているが衝撃等に対しての肉体的な強度は人並み以下であり脆く、感知能力は存在するが格闘センス皆無で適正が無い事から拳骨勝負等を殊不得手としている他、流す術を得ているとはいえ害意や穢れの影響を受け易い性質を持つ為に雑念の多い人混みや狂気に長時間晒される状況は毒と成り得る。

所属:翠の国
職業:魂のドヴァリン
二つ名・異名:鬼謀の為政者、香仙
恋愛:可
裏行為:状況及び展開の次第で可

備考:マーテラの箱庭の森地帯、ヴィオラ樹海寄りの整備された路から外れた場所に手慰み程度の園芸感覚で園を築き小精霊や動物等の助力を得ながら悠々自適に隠遁する花の化生。外観と内部で規模が異なる温室を一棟所持しており、此処で危険性や稀少性の高い植物類の保護や栽培を同時に行い、たまに自身の所で育てた物や加工品類を自然領側の集落やセフィ村に卸し適当に生計を立てていたが、世の情勢の変化とこれに際したマーテラの浮き彫りとなる深刻な内の問題が転機となり立ち位置を改める事に。

未だかつて前例の無かった“神樹ユグドラシル”への直談判という荒行の後御使い、魂のドヴァリンの座を賜るという前代未聞の経緯を経て情勢悪化の改善と全国へ向けた牽制を絶妙な匙加減で成す策を献じ成して見せた功績を足掛かりに為政者兼マーテラ内部の改革派勢力筆頭として飛ぶ鳥落とす勢いを得て大頭。『政局を司り守護する役を賜りし御使い』としての立ち位置を短期で確立させ、元老を始めとした内部へ知らしめ以降は平時であれば翠の国の古き良き礎を崩さぬよう他為政者達との調和を図りながら内政へのテコ入れを推し進めんとする新鋭の勢力として働く立ち回りを基本とする事となる。

そして御使いへと上がった後も元の住居を本拠としており、そこに居る際は隠者をしていた時と同様に未成年の姿にて緩く時間を過ごしているのだとか。

元は青憐 黄龍島で永らく保護され自我を得るに到った栽培困難により絶滅種指定を遥か昔に受けた花であり、人型を取るまで育てた者に福を齎すとされた今は資料が残っていればそこに眉唾物のあれやこれやの信憑性の低そうな記述以外の情報が無い植物。「福は齎せないけど、恩には報いるよ」とは本人談だがそれを有言実行し知識を凄まじい速度で蓄え青憐建国から少しの間調香一族を育て上げ黄龍に手を貸していた過去を持つがそれも遥か昔の話。縁故はあるしそれ経由の紹介で一人己が基となる製法や調香の技を継いだ者に工房兼活動拠点として一部スペースを貸し与えていたりしており、この者を通じての連絡手段は持ち合わせているも、この繋がりを“使わざるを得ない”事態にならぬ限りは利用する気も無ければ容易に利用できる手合いでもないのが実状。

PC挨拶:…あれぇ、こんな所まで入り込んじゃった君は迷い子さん?それとも―――んー、まぁいいか。戻りたいなら道案内はしてあげるし、此処に居たいならお好きなだけどうぞー?…ただ、ヒトを嫌う“子”も襲う“子”もいるからねぇ、この場所の安全は保障してあげられないんだけど……。(実り豊かな森の奥地、危険地帯の樹海の手前に位置するその場所は明らかに栽植による手が加えられた痕跡があり、蔓絡む同種の樹木が塀のように等間隔に並ぶ場を抜けた先、自然の地形を利用しながら樹木、草花等区画分けが緩くなされた庭園の一角にて樹木の根元に腰掛け微睡んでいた所差し込む影に交睫していた瞼を薄く持ち上げれば見下ろす者の存在を視界に入れるも驚く素振りは見せず柔和に笑みを深め、間延び気味の語勢緩やかな声で問い掛けてみるが、その者が口を開く前に答えは要らないとばかりに締め括って口を挟ませる隙を与えさせずに助力を望むなら応じる事とこの場に留まっても構わない事をあっさりと告げる。そして一呼吸とばかりに一拍の間を置いた後面様は移ろいを見せ眉尻を下げた憂いの帯びるそれへ。声色は変らぬままに忠告を付け足した矢先の事ヴィオラ樹海側から無数の蟲の羽音と思しき不協和音が次第に此方へ向かっていると認識できる程に大きくなってきて――――。)


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