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そしたら最後に、(鹿牙)



「そしたら最後に、こうやって、」

あの笑顔をもう一度、見たいだなんて。そんな権利すらないのに、俺は願う。ただただ願う。叶うなら、流れ星が落ちる間に三回だって、百回だって願いを唱えよう。信じてもいない神にだって祈りを捧げよう。悪魔に魂だって魂を売り渡そう。


「手を重ねて、生きてるって確かめあおうぜ」


あの時の笑顔と、横たわっているお前の今の笑顔は、とてもかけ離れてて、どこか同じような気がした。




任務で死んじゃったキバ君。



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