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日常編
special episode〜ボンゴレ式修学旅行〜@(ツナ総受け、スクツナ)
アニメREBORN!のspecial episode、修学旅行の話の妄想ですが、元ネタをご覧でなくとも読めます。
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「なっ、なんでヴァリアーがここに!?」

…なんでじゃねぇだろこの誘い魔がぁ!!

「“イヤン”旅行よぉ〜っ」

おいオカマぁ!
てめぇが恥じらいの語を吐いても慰安されねぇぇえ!!

 
修学旅行
 
 
 
ボンゴレ率いる最強暗殺部隊、ヴァリアーでざわめきがおこったのは一週間前のことだった。


「…カスザメ、」

「あ゛ぁ?」


正直この呼び掛けで応じたくはない。が仕方ない。ここで話の腰を折るとロクなことがないからだ。話の腰を折らずとも時としていやかなり頻繁に俺の骨は我らがボスに折られそうになるがそれはさておき。


「………ジャッポーネに、いくぞ」


「…………はぁ?」

その最強で最凶で最恐のボスは、どこか遠くを見つめながら―よもやアジアの島国を、我らが実は本音をいうと愛してやまぬ彼がいる島国を見つめているつもりか―ふるふると握りこぶしをうち震わせた。


「どういった案件だぁ、てめぇが直々に赴くたぁ…まさか、死炎印……!?」

「……確かにあのクソジジイが片棒を担いでやがる」


だが、
と重く口を開いた。

「…な、なんだぁ。勿体ぶんねぇでさっさと…」


「修学旅行、だ」


「、はぁあ゛?」


「修学、旅行だ」

「しゅ、修学旅行……だとぉ?」


「Shoooo!学旅行だ」

「Shoooo!!……って待てぇぇぇ!!!!どうしたボスぅぅ!!!いつもの厳つさどこでカッ消してきたぁぁぁ!?」

明らかにクソボスの様子がおかしい。クソというのもお粗末なほどにおかしい。

「修学旅行って年じゃねぇだろぉ、俺らぁ」

「俺たちなわけwww」

「いやもうファンが悲しむからその変にしとけ!?な!?!!」

「……綱吉だ」


「あ゛ぁ?」

「綱吉が…綱吉一行がボンゴレ式修学旅行とやらに行くらしい」


綱吉一行…と言うと恐らくはアルコバレーノとほとんどの守護者、と場合によってはいつも一緒にいる女ども、か……


「ほぅ…またくだらねぇことを……」

「クソジジイから、アルコバレーノへの頼みだ」

「9代目からの…?そりゃ一体……っ!?」

どんな使命が、と言いかけた俺は次なるボスの言動にあたかも死ぬ気のゼロ地点突破を食らわせられたように固まることとなる。

「『ジャッポネーずの観光名所の写真とってきてたも♪ってリボンぬに頼んだら二つ返事だったんだけど、さっ!なんか折角ボンゴレ式って言ってるから隠し芸対決とかしなきゃじゃん?盛り上がって欲しいからザンザス行ってちょっと対戦相手なってきてくんなーい?』」


「……、」

「と言われた」

気付いたときには俺は窓にかかっていた真っ赤なカーテンを引き抜き、それでボスを覆っていた。


い、いや、いやいやいや、落ち着けスペルビ.スクアーロ…
冷静になれ、
とりあえずファンが可哀想で、というか俺が見るに耐えられずモザイクの代わりにカーテンでくるんだはいいが、
お前の尊大なボス、ザンザスは今までに一度でも、酒がはいっていようが一度でも9代目のモノマネなんざした試しがあったか?答えはNoだ。じゃあ訊くがこれはつまりこのボスに余程のショックを与える事実があると信じていいんだな?答えはSiだ。よし聞いてやろうじゃねぇか。

「たまげて腰砕けんじゃねぇぞ…」

赤いカーテンの中からどすのきいた声が聞こえる。

いや、腰抜かしても砕けはしねぇだろ。
それほどまで衝撃の情報が…!?く、くそ、鼓動がうるせぇ……

どくん。どくん。

「………」

どくんどくんどくんどくん…っ

「……綱吉と…」






どくん。




混浴だぁぁぁぁあ!!!!」



次の瞬間、俺は確かに腰が砕けた、ような気さえした。





「男なんだから混浴にきまってんだろぉぉぉお!!


(つーか純情か!!!)



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あきゅろす。
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