・・・・ −−龍牙サイド。 スヤスヤと眠る葵を眺め、その可愛さを朝から堪能するオレ。 起こすのは可哀想だが、遅刻や朝食を食べ損ねる方が可哀想なので、 心を鬼にして起こしに掛かる。 優しく名前を呼び掛ければ、むにゃむにゃと呟き出す葵。 その愛らしさに思わず顔が綻んだ時、漸く葵が目を覚ました。 「おはよう、葵。 身体は大丈夫?」 「おはよー、りゅーがちゃんv んー、大丈夫。かな?」 キスと共に朝の挨拶を済ませる。 その後、目を擦りながら身支度をする葵を見守りながら、 準備が整い次第食堂へ向かう。 途中周りの連中のウザい程の視線はいつもの事だし、 葵も気にしていないようなので受け流しておいてやる。 …エレベーターで1度も途中停まらずに下まで降りれたのは、 葵の日頃の行いが良いからに決まっているな。 勿論その間、葵にはキスしまくった。 朝食をいつものように2人で食べさせ合いながら、完食。 8時過ぎ、教室に向かい出発する。 オレ達1年の教室がある4階まで上り、教室の扉を潜れば、 クラスメイトの大半はもう既に登校済みのようだ。 自分の席に向かう合間、すれ違うクラスメイトに挨拶をする葵。 オレもお座成りにだが、ついでに挨拶を済ませておく、 あぁ、曽根おはよう。 [*戻る] [戻る] |