おまけ −−8番君・9番君サイド。 あぁ、いや、別に背番号とかじゃないですよ。 センターとかライトとか、守っちゃいませんからね。 出席番号ですよ、出席番号8・9番。 まぁつまり、白金髪の鬼神とその嫁に挟まれた、被害者2人ってワケです。 関西弁の寮長が『部屋割りは出席番号順』とか言い出した時は、 本気で先祖代々の苗字を怨んだけど、 『今年から変更可能』ってやけに疲れた様子で宣言した時には、 俺達には寮長が救いの神に見えたもんだ。 因みに、寮長の疲れの原因は、 たぶん白金髪の鬼神からの精神攻撃と、その嫁に対するツッコミ過多。 ついでに2人の副寮長からのアーメン&お経のダブルパンチが効いたんだろうな。 とりあえず俺達も、冥福を祈っとくか。 8・9、2人で合掌。 部屋割りについては、白金髪の鬼神に先制攻撃を喰らう前に、 こちら側から変更を願い出てみた。 1年Aクラス、最初の犠牲者となった曽根の二の轍は踏みたくないしね。 そしたら、嫁が大喜びして。 大喜びした嫁に、鬼神もデレッデレになって。 俺達2人はどうにかこうにか、死亡フラグをへし折る事に成功したのだった! あぁ、勿論、変更手続きと鍵登録が終わった瞬間に、 2人で脱兎の如くその場から逃げましたさ。 [*戻る][進む#] [戻る] |