おまけ −−曽根サイド。 えー、いきなり『おまけ』と言う大役(?)を任されてしまった曽根でございます。 皆さんは私が誰だか、勿論わからないですよね? えー、私 1年Aクラス 出席番号14番の曽根でございます。 えっ? まだ誰だかわかりませんか? この『おまけ』の一つ前で、急遽視力が悪くなった曽根でございます。 元々、両目ともに視力1.2だったんですが、 何故か今日、急に視力が悪くなった曽根でございます。 ……もう、私が誰だか、皆さん、おわかりですよね? あぁ、どうしよう、 本当に目の前がぼやけて見えなくなってきました。 どうしましょうか。 このまま、最後に見たモノが あの白金髪の悪魔の微笑み だったとしたら。 あんな恐ろしいモノが最後にモノを見た記憶となるなんて、そんなの、そんなの…… 「おい、曽根、これで涙拭けよ。」 「早まるな、早まるなよ、曽根。」 「頑張って生きろ、曽根。」 クラスメイト達の気遣いが本気で心に染みた曽根でございました。 [*戻る] [戻る] |