Parallel
7#
「ひぁっ、」
「…黙れよ。」
耳障りな声をあげる女の喉を掴み、そのまま揺さ振った。
目を閉じて、あの少年を思い浮かべる。
声も聞こえず、姿も見なければ、あの子と少しは重ねられる。
「…っ、」
組み敷いているのがあの子だと妄想しただけで、驚く位、異様に興奮した。
「……っ、やっべ、」
喘ぐ唇を塞ぎ、舌と唾液を絡ませる。
鎖骨や胸に、キスマークを散らし、いやらしく立ち上がった胸の突起を食み、吸い上げる。
彼の性器を扱きながら、何度も突き上げて、オレを注ぐ。
零れて泡だつ位、グチャグチャに掻き回して、狂ったように突き入れる。
「……っ!!」
ドクンッ、と放つと同時に掴んでいた手を離す。
女の、盛大にむせる音を聞きながら、オレはベッドに寝転がり、ボンヤリと天井を見上げた。
後始末も女も放置して、オレは唯一つの考えに囚われていた。
………どうすれば、アレが手に入る?
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