Parallel
3
なんで手を出したんだかは不思議だけど、まぁ気紛れかな。
そう結論づけ、オレは奥へと向かった。
「ふ、副総長?」
戸惑ったような声に、ひらひらと手を振る。
「だーいじょうぶ。いつもの事だから。」
お取り込み中だったとしても、気にせず部屋に入るのは、いつもの事だ。
相手の女の子らは、悲鳴あげたり、照れて隠れたりするが、総長は全く気にしない。
てか寧ろ、終わるの待ってて報告が遅くなった時に怒られた。
…ならヤってんじゃねーよ、とキレたくなったが、そこまでオレは命知らずじゃありません。
とにかく、それからオレは、気にせず乱入する事にした。
そもそも、女の子も、入ってきたオレを見て、色気アピールとかしてくるし(笑)
キャー、なんていっときながら、美形だったら即狩りの準備って…流石のオレも萎える。
考えながら歩いていたオレは、扉の前で、ため息をついた。
……うん。するね。
最中な音が。
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