Under 2 「……今日は昼と一緒でいいぜ?」 外に食いに行ってもいいし、と。 片目だけ開けた黒さんが、眠そうにそう言うが、そうはいかない。 「ダメです。…黒さんのご飯つくるのは、オレの役目なんですよ?」 楽しみ、取っちゃヤです。 そう言って膨れると、黒さんは目を見開いた。 !? いきなりカッと開いた目に、オレも目を丸くして、体を引いた。 何!? 「おま……、それ、天然か?」 「は??」 「…天然か。……恐ろしい奴。」 ブツブツと、黒さんは意味不明な事を呟いている。 …?まぁいいや。 今のうちだ。 オレはベッドを降りようとして、自分の格好を思い出した。 ……まっぱでした。 昨日(てか今朝まで)、色々……ゴホン、まぁアハンな事を致してたワケで。 当然二人とも裸のまんまです。 …何か着るもの。 ………なんでオレの服ないの? キョロ、と頭をめぐらせ、自分の服を探すが、目につくところに何故かない。 ……もう、これでいいや。 黒さんのシャツを勝手に拝借する事にした。 ……デカッ。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |