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Under
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「……。」
「ぅわっ!?」

膝裏を掬い上げるように、黒さんに抱き上げられた。
所謂、お姫様抱っこってやつ。

「黒さん!?」

ちょっと恥ずかしすぎるんですけど!

黒さんは黙ったまま、足で寝室のドアを開け、ドサッとベッドにオレを降ろす。

「やっ!?」

無言のまま、オレの両足を掴むと、大きく開く。
下着をつけていないオレの下肢は、黒さんに晒されてしまって、オレは顔を真っ赤に染めた。

「っ!」

身を捩ろうとしても、力で黒さんに適うはずもなく、痛いくらいの視線に、オレは体を震わせて耐えるしかなかった。

「いい眺め…たまんねぇな。」
「ひぅっ!?…やぁ…」

突然、黒さんは、オレのものにむしゃぶりついた。

クチュ、ピチャッ、といやらしい音をたてて、黒さんは、オレを咥内で愛撫する。
舌で裏筋を辿り、歯をたてないように、唇でしごいた。

その目の前の光景が見てられなくて、震える指を黒さんの髪に絡め目を瞑る。

…しかし、それは失敗だったようで。
視覚を閉じてしまえば、感覚はより研ぎ澄まされてしまい、黒さんの舌の動きが、より鮮明に伝わってくる。

「ああっ…んっ…ん…」

女の子みたいな声が恥ずかしくて、唇を噛み締める。

「こら…ちゃんと声聞かせろ。」

目ざとくそれを見付けた黒さんは、オレのものを扱く手の速度を早め、尿道を割り開くように、グリッと舌をねじりこむ。

「あぁっ…!!」

背を弓なりに反らし、オレは呆気なく達した。


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