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「……すまねぇな、…っ、無理、させてるよな…」


オレを揺さ振りながら、黒さんは、自嘲気味に、苦笑した。


「…でも、悪ぃ。…止められねぇ…、」


さっきから、貪るように抱かれ続け、何度イッたのかも、分からないくらい、ぐちゃぐちゃにされてる。


当然、黒さんとオレでは体力が違うので、オレは既に、頭も朦朧とし、指一本動かすのもしんどい程、疲弊しているんだけれど、


でも、


オレは今、黒さん以上に貪欲なのかもしれない。


「…や、めなくて、…っいい…」


「…りぃ?」


「…っ、辛くても、いい……それ以上に、気持ち良いっ、から」
「!!」


黒さんは、オレの言葉に、大きく目を見開いた。


そんな顔も、感じてる顔も、欲望にギラギラ光る瞳も、全部全部、


オレのものだと、


今、この時だけは、確信出来るから


「…もっ、と、…もっと黒さんを、オレに下、さいっ…」


「…馬鹿りぃっ…、際限無くなるだろーがっ…!そんなに煽るんじゃねぇよ!」


言葉と裏腹に、黒さんは、ぎゅうっと強く、オレを抱き締めてくれた。


「…壊しちまいそうで、怖いんだよ。」


小さく呟かれた言葉に、オレは、思わず笑みをこぼした。


…壊しても、いいよ。


ただ、そしたらずっと、


――ずっと、傍にいてね?



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