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※黒さん視点です。


「………、」


時折、上がりそうになる声を押し殺しながら、凛は、自慰を続けた。


ピクリ、と体を揺らし、快感を逃がすように、背筋を仰け反らせる。


その様を見ているだけで、下世話にも、喉が鳴りそうになった。


背中越しに伝わる震え。

こらえきれずに洩れた、悩ましい声。

羞恥と快楽に、頬を染めた横顔。


汗ばんだ肌からは、クラクラするような、甘い香りがして、


「…っ」


まるで、全身で誘われているようだ、と


身勝手な思い込みを、しそうになった。



「…気持ちいい、か?」
「…っ、あ」


自身を慰める凛の手ごと、愛撫をする。


導くように、凛の手を掴んだまま動かせば、凛は、力無く、かぶりを振った。



「…や、ぁ。」


「こっちは…?どうだ?」
「ひゃっ…!あっ、」



凛の指と一緒に、指を、凛の後孔にゆっくりと沈める。


「…どうすると気持ちいいか、教えてくれよ。」


耳の後ろに、口付けをしながらそう囁くと、凛は、もう一度、かぶりを振った。


「…やだ、」


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あきゅろす。
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